人に裏切られて初めて人の本質を知る話
ねこくらりえさんと対談をしました。
ねこくらりえオフィシャルサイト
ねこくらりえさんは、北海道在住の主婦で、夫と3匹の猫と共に暮らしています。38歳の時、体重82kg・体脂肪率43%から1年間で24kgの減量に成功し、58kg・体脂肪率27%を達成しました。この経験を基に、SNSや書籍を通じて「挫折のプロでも続けられるダイエット」を提唱し、多くの共感を得ています。
2023年7月には初の著書『やればやせる! 38歳、挫折のプロでも25kg減の続けられるダイエット』を出版し、2万部を突破。続くレシピ本『食べるほどにやせていく ねこくら式レシピ』は、Amazon総合ランキング3位を獲得し、発売から4日で重版、2ヶ月で25,000部を突破するなど、多くの読者から支持を受けています。
現在は、Instagram、YouTube、Voicy、アメブロなど多彩なプラットフォームで情報を発信し、2024年7月時点で総フォロワー数は35万人以上に達しています。リアルなダイエットメソッドとポジティブなライフスタイル提案が、多くの人々の共感を呼んでいます。
対談要約以下
今日は、子供たち、特に中学生くらいの皆さんに届けたいお話をしたいと思います。「人間関係における裏切りと絶望をどう乗り越えるか」というテーマです。
学校や家庭では、人に優しくしましょうとか、人間は愛に溢れているとか、そういう教育がされることが多いですよね。もちろん、それ自体は間違いじゃない。だけど、それだけを信じて生きていると、どこかで必ず傷つく時が来ます。なぜなら、人間は完璧な存在じゃないからです。
人は時に、意図的ではなくても他人を裏切ることがあります。例えば、空気に押されてしまって、意に反して誰かを傷つけることもある。そんな場面に遭遇した時、「ああ、人間ってこういうところがあるんだな」と冷静に捉えられると、絶望から少し楽になれるんです。
僕は、中学生くらいの皆さんに特に伝えたいんです。「人間関係には別れがあるよ」「人間は時に愚かだよ」って。それを悪い意味で言ってるわけじゃないんです。むしろ、「だからこそ、誰かに裏切られても、それはその人が本当に悪意を持ってやったわけじゃない場合もあるんだ」っていう視点を持ってほしい。
例えば、店員さんに対してイライラしているお客さんがいたとします。もしかしたら、その店員さんはその日、何かすごく辛いことがあったのかもしれない。あるいは、優しくしてもらったことを信じられなくなるくらい、多くの人に裏切られてきたのかもしれない。僕たちがその背景を知ることはできません。でも、そういうことを少しでも頭の片隅に置いておくだけで、自分が抱えるストレスや不満が軽くなることもあるんです。
「100人に裏切られた人が、101人目のあなたの優しさを拒絶しているかもしれない」。そんな時、その人の態度にイラついたり悲しくなったりするのは、当たり前のことです。でも、その背景にはその人が抱えてきた辛さがあるかもしれない。そう考えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
これは、自分自身を守るための考え方でもあります。他人の態度に全て自分を振り回されるのではなく、「人間ってそういうものなんだ」と少し距離を取って見る。そうすることで、人間関係の中で感じる痛みが少しだけ和らぐんです。
世の中には、びっくりするような行動を取る人もたくさんいます。でも、そういう人にも何かしらの理由や背景がある。そのことを少しでも理解しようとする心の余裕を持てたら、自分自身も生きやすくなるはずです。
今日のお話が、少しでも皆さんの心に届いてくれたら嬉しいです。ありがとうございました!