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奄美大島 神人交歓の旅初日③ 油井(ユイ)の里「ノロ神様のご神域」


節田の立神様へのご挨拶を終え次は、油井(ユイ)という地域にある、奄美大島のノロ神様が修業をされていた、ノロ神様しか入ることが出来ない神域へまいりました。

(奄美大島の方は、ノロとは言わずにノロ神様と呼ばれます。)

その場所は、3段階の結界が張られているように感じる場所でした。

入口には、ガジュマルの木と4つの石碑があります。

この4つの石碑に神様が宿り、油井の地を創られたと言われています。

まず、初めに、石碑の神と、ガジュマルの木の精霊に、この先に入る者の見定めをされているように感じました。

そこから、道を奥に進んで行くと、四方を山に囲まれた場所に行きます。

四方の山から誰かに見られているような圧を感じると、参加者のほとんどの人が感じたくらいです。

身体もビリビリとするような感じがありましたが、悪い感じは全くありません。

そこをさらに進んだ奥が、
「ノロの道」

と聞こえた、ノロ神様しか入れない場所です。

その入口に立つと、今までとは違う空気感がありました。

奄美大島には、ノロ墓と言われる場所があります。

古来

ノロ神様は、家族と埋葬されるのではなく、ノロ神だけが
風葬、埋葬される場所に眠ります。

ノロ神として、生きると言う事は、現世の自分と言うものをある意味捨て、神意と共に、神職と生きる決断と覚悟をするわけです。

「死に向う道。」

実際の死ではなく、我をすて、神の道に生きるというような、そこに向う道のように感じました。

いつの時代も、その時代時代に生きた人達の物語。

自然や、その土地を守り大切にしてきた人々、その生き方、人生、役割、その意思が今もこの土地を、島を守っている。

そう感じました。

※ノロ神様とは
今は、沖縄も奄美もノロはいないと言われています。
ノロとは、神官や官僚のような神職の仕事です。
ユタは、霊的、人霊をみたり、
もっと身近な存在の方々です。
ですから、祭祀では、
ユタ神様が、ノロ神様として
参加されていたりしています。

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