水屋神社 白龍の奉納1
龍神姫が祀られている三重県松阪市飯高町にある 水屋神社へ
2020年11月22日 饒速日命の命日にあたる日に白龍を奉納しました。
奉納のきっかけは ある日 夢に白い髭の爺さん=翁が登場されて
「龍を奉納してほしい」と告げられたことから始まります。
それまで 龍に関する何かをしていた訳ではなく 「龍を奉納…」と
告げられても 何処から手を付けたら良いのかさえも判りません。
その後PCであれこれ検索し インターネットで繋がったのが長野県で注連縄
龍作りをしている師匠でした。
基礎から学び 試行錯誤の末に だんだんと《精麻》で龍を作る現在の形に
なっていきました。
しかし 奉納まで順調に進んでいった訳ではなく 途中 龍作りが全く進ま
なくなり 原因を探していくうちに神社の境内横にある ある建物に行きつ
いたのです。
そこには 思いがけもしない第二次世界大戦時のパラオ決戦でのオレンジビ
ーチの砂が ひっそりと眠っていたのです。
兵士の血でオレンジ色に染まったといわれるその海岸の砂が 遠く三重県の
松阪市の神社にあるとは 殆どの人が知らない事実でした。
その砂の一粒一粒が今もなお無念の想いを持っているかのように 龍を作れ
なくしてくるのです。
精麻が切れる 制作意欲が削がれる 身体が怠い 疲れる
本当に 奉納に間に合うのだろうかと思う日々が続きました。
それが解決に向かったのは 偶然にも 奈良の陰陽師Iさんに出会うことに
なった奉納日までもう2週間もない頃でした。
陰陽師Iさんは「砂を(供養の本職の)僧侶に預かってもらいなさい。男性の
僧侶だとすぐに命を取られるので 預かって貰うのはどうしても尼僧じゃな
いと駄目だ」と仰るのです。
ペリリュー島で命を落としたのは 敵も味方も未来ある青年たちばかりだっ
たので その想いに寄り添うのは女性にしか務まらないようでした。
これもまた偶然にも その砂は近くの尼僧さんのお寺に預かって貰えること
になり ようやく龍作りが再開され 当日の朝方まで制作を続けて 無事に
奉納が果たせました。
そんな 思いがけない騒動もあった 水屋神社への奉納でした。
水屋神社 全景
中央構造線上にあるエネルギーが高い神社です。
後日 地元の新聞に載った奉納の記事です。
水屋神社のお話は 白龍の奉納2へ続きます。
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