書評なるものを初めて書かせて頂いたのが2011年で10年と少しだったのでこれまでを振り返ってみる。最初は山崎亮さんの『コミュニティデザイン』の書評であった。
山崎亮『コミュニティデザイン』書評
2011-05-01刊行
若さに任せてやや遠慮のない書き方になってしまっているかもしれないが、山崎さんの活動に共感するからこそ、感じたことは書かなくてはと駆り立てられるようにして書かせて頂いた。メールしたら担当の井口さんに「ザ・書評という感じですね」と言われ、そうかと思ったことを思い出す。
山崎さんとはその後、『コミュニケーションのアーキテクチャを設計する』という対談集を出させて頂いた。
藤村龍至+山崎亮『コミュニケーションのアーキテクチャを設計する』
しばらく後にまた学芸出版のほうで書評をご依頼いただいた。
馬場正尊『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』書評
2013-09-15刊行
馬場さんとはその後、下記のトークイベントでディスカッションさせて頂いた。
馬場正尊「PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』
出版記念トークイベント「パブリックをどう動かすか」
2015-4-21 東京・co-lab西麻布にて
馬場正尊×藤村龍至
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/syohyo/back/2253.htm
そしてまたしばらく後に学芸出版のほうで書評をご依頼いただいた。
篠沢健太・吉永健一『団地図解 地形・造成・ランドスケープ・住棟・間取りから読み解く設計思考』書評
2017-10-10刊行
以上、最初の9年は全て学芸出版社関連の書籍だったのが、2020年に日経新聞から五十嵐太郎さんの新刊について初めて書評をご依頼いただくことになった。
五十嵐太郎『建築の東京』書評
2020-6-13 日経新聞掲載
そしてその後週刊読書人、webちくまなど、書評が多く集まるサイトに書かせていただく事になる。
陣内秀信『都市のルネサンス〈増補新装版〉』書評
週刊読書人2021年10月29日号
隈研吾『新・建築入門――思想と歴史』(ちくま学芸文庫版)書評
2022-7-19 webちくま掲載
そして今のところの最新の書評は下記のとおりである。最初の山崎亮さんの書評に戻ってきた雰囲気もあった。
松村淳『建築家の解体』書評
2022-7-22 webちくま掲載
書いていただいた書評(でWeb公開されているもの)には以下のものがある。
藤村龍至『批判的工学主義の建築』書評
評者: 隈研吾
2014-11-23 朝⽇新聞掲載
読んだことのない読者に期待を抱かせ、著者を奮い立たせるようなテキストをいただき、いつかこんな書評を書けるようにならなくてはと思った。