漠然とした不安に負けない身体の手に入れ方について【その8 四股】
みなさん、四股って知ってますよね。そうです、お相撲さんがやっているあれです。今日は四股のお話しをさせていただきたいと思います。
テレビとかで観ていると、四股というのはスクワットのように見えますよね。僕もお相撲さんがやっているように、深くしゃがんだ状態から、反動をつけて片足だけで立ち上がり、反対の足を地面に叩きつけるという感じでやっていました。
このやり方は確かに足腰の筋力は鍛えられるのですが、それは、四股の効能の一部でしかありません。それにこのやり方で過度に行うと身体に無理をかけすぎてしまうことにもなります。
それでは本末転倒。
今日は、身体に負担をかけない四股のやり方をお伝えします。
この方法で四股を踏めるようになると、身体の緊張がほぐれ、身体を一つにまとめ使う感覚も身についてきますよ。
では早速いってみましょう。
まず、腰幅に立つ
手は体側に自然にぶら下がるようにしてください。
足は踵の延長線が垂直に交わるくらいに開く
膝を緩めて立つ
さあ、姿勢が整ったところで四股を実際に踏んでいきましょう。
ここで、最も重要なポイントをお知らせします。
それは、絶対に反動をつけないということです。
必ず上げる方の足で地面を蹴るようにしてください。
反動をつけてしまうと身体を一つにまとめる感覚が失われます。
私たちはスポーツの影響で反動をつける動作に慣れてしまっています。
反動をつけるとどうしても身体を部分に分けて動作してしまいます。
これは、本マガジンの主題である「身体を一つにまとめて使うことで、漠然とした不安から脱却する」からずれてしまうことにもなるので、注意していただきたいと思います。
上げた足は自然に落とす
この時、ドスンという感じで下ろせると丹田が響くのを感じることができると思います。
この浅い四股であれば、年齢に関係なくやることができるでしょう。
回数は左右10回ずつくらいから始めるのがいいでしょう。足を下ろすたびに丹田が響くという感覚を味わってやってみてください。