面白いってかっこいい
たまには普通に日記を書いてみます。
6/12、『キングオブコントの会』を見た。歴代のキングオブコント王者を始めとする実力派コント師たち、さま~ずさんやバナナマンさんなどのレジェンドたちが一堂に会して書き下ろしのコントをやる番組。何よりダウンタウン松本さんが20年振りにテレビ用のコントを書き、出演することでも話題になった番組だった。
これが、めちゃくちゃ面白かったんすよ。
久しぶりにテレビでコントを見て、何も考えずに笑ったような気がした。演者がみんなそれぞれ自分の持ち味を存分に出し、どうやったら共演者たちの良さを出せるかを真剣に考え、全力で演じ、遊び、ただ『面白い』を追求したコントたち。本当に全部面白くて、3時間があっという間だった。テレビの前で3時間飽きずに座っていたのもかなり久しぶりのような気がする。
中でも松本さんのコントは別格だった。僕もまあごっつ世代だし、松本さんのコントが凄いなんてことは当然知っている。でもそれが、もう過去のものになりつつあったのもまた事実だ。最新最先端のコント師たちに混ざって、それでもまだ通用するのか…?そんな小さな懸念がないこともなかった。でもそんなものは全く杞憂だった。今だに最新最先端を突っ走ってた。かつて強かった格闘家が久しぶりに試合をすることになって、大丈夫か…?と思って見てたら全然変わらず強かったみたいな、そんな感動にも似た嬉しさがあった。そう、嬉しさだ。昔から面白いと思っていた人がコント師としてもまだまだ現役で面白かった。それがとても嬉しかったし、凄いなカッコイイなって思ったんですよね。
思えば、面白いということがかっこいいことであるという、そんな価値観を世に浸透させたのも松本さんのような気がする。まがりなりにも面白いを提供する側の人間の端くれとして、大いに刺激を受けた時間でありました。またやってくれるといいなー。