ロッベンという選手
はるか昔、サッカーというスポーツ競技に、アリエン・ロッベンという選手がいた。ロッベン選手は凄まじいスピードを武器にしていた選手だったと言い伝えられている。スピードに乗った状態で右サイドからカットインして放たれる左足のシュートは分かっていても止められない。ディフェンダーにとっては悪夢のような選手だったそうだ。あんな選手が存在しているのはおかしい、信じられない、以後ロッベンのような規格外の選手を表す際に、彼の名前から取って「アリエン」と呼ばれるようになった。現在日本でも使われている「有り得ん」の語源である。「全ての責任を一手に引き受けて何とかする」の意味で使われている「りおねる」という動詞が、同じくかつて活躍したリオネル・メッシというサッカー選手の名前から生まれたように、サッカーを語源とする言葉は日本語にも数多く存在するのだ。
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