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日本の美について
8月の図解塾に参加させていただきました。
今回は「日本を知る105章」から、「琳派」「わび・さび」「和洋折衷」というテーマをもとに、塾生の方が、図解をされました。
どの図解も非常に丁寧で要点がしっかりとまとめられており、とてもわかりやすいものでした。
特に、「琳派」の図解に10時間もかけられたというお話には感銘を受け、素晴らしい図解になっており、とてもわかりやすかったです。
豊富な写真と詳細な説明から、「琳派」が日本の美の象徴であることが深く理解できました。
また、日本のグラフィックデザイナーで、1964年の東京オリンピックのメダルのデザインをされた田中一光さんのデザインが琳派に影響を受けていることを知り、日本の伝統と現代のデザインが繋がっていることがとても興味深く感じられました。
「わび・さび」の図解も心に響く内容でした。「不完全」という美意識が日本独特のものであり、西洋の「完全」を追求する価値観とは異なることが、図解を通してよく理解できました。この「不完全」を評価する視点が、日本の美の本質であると改めて感じました。
「和洋折衷」の図解も非常に興味深かったです。江戸末期から昭和戦前までの文化の移り変わりを図解で視覚的に理解でき、現代に至るまで和と洋がどのように融合してきたかがよくわかりました。特に、衣食住の「衣」や「住」における具体例が挙げられ、私たちが日常で目にする和洋折衷の文化が改めて考えさせられるものとなりました。
今回の図解塾を通じて、日本人の美意識や文化について深く考える機会を得ることができました。次回の図解塾も今から楽しみにしています。ありがとうございました。