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9月の図解塾に参加

9月の図解塾に参加させていただきました。

 今回も「日本文化を知る105章」から、①「会社」②「桂離宮」③「歌舞伎」について理解を深めることができました。
 どの話題も非常に興味深く、心に残る内容でした。
 特に印象的だったのは、①「会社」についてです。日本の企業文化を図解で見ることで、新たな視点が得られました。日本のサラリーマンにとって、「会社」は単なる職場以上の存在であり、ときには国家や社会のような役割を担っていると言う考え方が、現代でも確かにみられます。
 ジャーナリストの佐高新さんが「会社」には忠誠心や宗教心に似た一体感が求められ、一社懸命の精神や和の文化への同調圧力が強く求められる面があることを述べられており、確かにそういった面もあると思いました。
 このような環境では個人の幸福感を得るのが難しい場合もあると感じました。
ただ、近年では終身雇用の変化に伴い、企業文化も少しずつ柔軟になりつつあるのではないかとも思いました。
 ②「桂離宮」についても大変興味深かったです。京都にある「桂離宮」は、日本の美意識の象徴とされていますが、今回の図解では建築家である。丹下謙三さん、磯崎新さん、黒川紀章さんがそれぞれの視点で「桂離宮」を解釈していることを知り、新たな発見がありました。
特に黒川紀章さんが「桂離宮」をバロック精神と結びつけて述べられていることには驚きました。「桂離宮」とバロック様式がどのように関連するのか私にとってはとても新鮮な視点だと感じました。

 ③「歌舞伎」についてもとても興味深かったです。今まで「歌舞伎」は華やかな衣装や独特のメイクが特徴的ですが、大切なのは「歌舞伎」と言う文字通り「歌うこと」と「踊ること」そして役者の演技にあると改めて認識しました。
 また「歌舞伎」の語源が「傾く」という言葉から来ていることや、奇抜な身振りや行動を示す「かぶく」が転じて「かぶき」になったと言うことも知りとても興味深かったです。
 能、狂言、人形浄瑠璃といった日本の他の伝統芸能の要素も「歌舞伎」に取り入れられている点が、さらに「歌舞伎」の魅力を引き立てていると感じました。

 今回の感想や意見を皆さんと共有することもでき、とても楽しいひとときでした。
次回の図解塾も楽しみにしております。

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