ストーリーとしての競争戦略③

ハリウッド映画製作の組織では機能分化の理論が徹底的に浸透している。
監督、脚本、撮影、編集、出演、特殊撮影、衣装、美術といった機能だけでなく、俳優との出演料の交渉に特化された人も存在する。

こういった完全機能分化は強力なリーダーを必要とします。例えばスピルバーグ監督。

それぞれの機能を個々のピースが出来上がった状態からリーダーであり、コンセプト、ストーリーの構想者であるスピルバーグさんがピースを組みあわせて映画へ再構成します。

これに比べ、日本は組織に提供する価値のあり方を切り口に分化します。
いわば「価値分化」が人々のコミットメントの基盤になっています。

「マーケティング」の技能という機能はその人が所属する組織に提供されているもので、真に価値を提供する対象は外にいる顧客です。

アメリカでは「機能」がそのまま仕事になるのに対して、日本では「価値」が人々のアイデンティティとなるのです。

私は人生において挫折を2回経験している。
挫折した人や成長意欲の高い方にとって価値のあるコンテンツを提供していきたい。

続編に続く

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