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カメラはiPhoneで十分だけど一眼レフを持って行く。

この手の記事っていっぱいあるけど書きます。
いや、書かせてくれ。

「カメラはiPhoneで十分」の定義は人それぞれだけど、それでも機械としての性能的な差から画質や表現力の幅が写真に与える影響は少なくないと思う。
画質や表現力に余裕があるという事はやっぱりいい事だと思う。
そもそも機械としてカメラ機能に費やしているコストも重量も大きさも全く違う以上は一眼レフが写真を撮る機械として良いのは当たり前の事実だろう。

しかし、
「いい写真」と「いいカメラ」
という話となると話が変わってくる。
「いいカメラ」だから「いい写真」が撮れる訳でもなく。
「いい写真」の全てが「いいカメラ」で生み出された訳でもない。
シャッターチャンスを逃さないという点から見れば、誰もがポケットからすぐに出して写真を撮れるiPhoneは間違いなくいいカメラだ。

「その圧倒的な携帯性と画面をタッチするだけで写真が撮れる操作性やケータイのオマケ的な機能である経済性、色々な機能を駆使した表現力、
そして割に良い画が出てくるというパフォーマンスの高さ」
この圧倒的なコスパの上で
「iPhoneのカメラで十分」
という答えに到達するのだろう。

僕もiPhoneのカメラで十分だと思う。
そしてそんな答えを決定づける出来事があった。

去年の夏にiPhoneで撮影した写真をフォトコンテストに懸賞感覚で応募してみたらなんと優秀賞に選ばれたのだ。

題名は「乳房先生」

この写真が、
山と溪谷フォトコンテスト2023
インスタグラム部門において優秀賞に選んで頂いた。
山と溪谷といえば山登りを趣味にしている人なら誰でも知っている様な雑誌じゃないだろうか?

そして、この写真はiPhoneで撮影して傾き調整とトリミングしただけの写真なのだ。
確かにいい夕焼けだったし、珍しい雲だったと思う。
「入選にあたって高画質の写真を送って欲しい」と言われた時には困った。
だってiPhoneで撮ったんだもの。
正直にiPhoneで撮ったから高画質なデータなんて持ってないと伝えると驚きながらもそれでも大丈夫だと対応してくれた。

iPhoneで撮った写真でも評価されるのだ。

この経験は
「iPhoneで十分」という考え方を加速させていった。

でも!
僕はいまだにカメラを首に下げて山を歩いている。
いや、
正確に言えばカメラを首に下げてポケットにiPhoneを入れて山を歩いている笑

iPhoneは確かにスゴい。
でもカメラにはやっぱりカメラの良さがある。
カメラは写真を撮るだけの機械だ。
それは写真を撮る為に作られたという意味で。
個人的に一眼レフで写真を撮るのはとても楽しい。
やっぱり、ファインダーの覗くとこシャッターを切る瞬間には特別な気持ちがある。
画質の差が埋まってきている以上趣味の物と言われるのも正直言って良く分かる。
もはや一眼レフには感覚的なメリットしか出てこないかもしれないけどそれで良いのだ。


ファインダーの中にはいつの時代にも写真を撮るという世界観と夢が詰まっている。
ファインダー越しに覗く景色には何故か心が熱くなる時があるじゃない。

だから、僕は明日も一眼レフを持って行く。
もちろん、iPhoneをポケットに入れて。

山にはいよいよ秋がやってきた!by iPhone

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