コンデジは永久に不滅と言いたい。 LUMIX DMC-FT2
スマホカメラの高性能化に押されて姿を消すと言われたコンパクトデジタルカメラ。
確かにコンデジというジャンルが生き残るのは難しい世の中になったしまったと思う。
でも、今でも根強いファンがいるのは、
コンデジと言えど、やっぱり「カメラ」だからじゃないかな?
僕はカヤックに持って行くのに、
そして雨の日に持って行くのに、
海に落としても雨に濡れても使えるカメラが欲しいなぁと思って。
LUMIXのDMC-FT2を買った。
最新の防水カメラを買ってもよかったけど、
仮に水没したとしても値段が安かったから悲しくはない。
そして、マイナス10℃でも動くのありがたい。
昨年SONYのRX100をアイスクライミングに持って行ったら一瞬で凍って壊れた。
想定されていない使い方をした自負はあるが、高価な物が壊れると悲しい。
10年以上前のカメラが機能や耐久性的に問題ないかは置いといて、
片足をオールドコンデジに突っ込んでいるこのカメラは果たして使い物になるのだろうか?
さっそくカメラを持って出かけてみた。
うーん。
なんかやたら白くない?
最初の印象としては、全体的にボヤっとしてるという感じ。
小型センサーのCCDってこんな物なのか、
個体の問題なのかそういうカメラなのかは分からないけど。
しかし、コンデジの良い所はコンパクトな「カメラ」という事。
それは「コンパクトであってもカメラである」という意味。
ここがスマート「フォン」と「カメラ」の差だと思う。
カメラだから設定を変えていけばかなり自分の思った写真に近づいていくのです。
ここの辺りにもカメラの面白さを残しているのがコンデジかもしれない。
という事で設定を弄りながらアレコレと撮り続けた結果‥
ここから載せる載せるのは全部、無加工の撮って出しです。
どうだろうか?
個人的には強い光や逆光になる条件では白くボヤっとして画質的に厳しいのかなぁと思ったりもする。
これはダイナミックレンジの狭さ的な問題で強い光に引っ張られてしまうという事なのだろうか?
しかし、落ち葉の写真なんかは強い光で若干ボヤっているのが逆に雰囲気が出ている気もする。
他のオールドコンデジの記事を見て、
コレがエモいって事で良いのか?と思ってみたり。
条件の良さそうな光を探しなが撮れる写真を想像しながらシャッターを切ったり、
コレってどんな写真が撮れるのだろうか?と出てくる写真にワクワクしながら実験的に写真を撮る過程も楽しかった。
「ほーん、そうくるか」
と思いながら写真を撮って試行錯誤できるのはコンパクトと言えどこの物体が確かに「カメラ」なのだと思わせてくれる。
そしてウィーンと言いながらレンズが出てくるタイプのコンデジよりもレンズが出てこないこの手のコンデジはポケットから出すのもしまうのも非常にスムーズで写真の撮影枚数が自然と増えた。
とりあえずポッケに入れて出かければ「カメラ」で写真が撮れる。
コレはすごい事だ。
上の2枚は少し編集した写真、更に作り込めばコンデジでも良い写真になると思った。
最後はコンデジだからこそ撮れたかわいいネコちゃん。
スマホがどれだけ便利になっても、
やっぱりコンデジは「カメラ」であって。
こんなに小さくて便利なカメラって永久に不滅なんじゃないかと思う。