十五夜 龍雅のXRイベント備忘録

VR系のイベントを始め色々と取材をしております十五夜 龍雅と申します!過去の記事を纏めたのはこちらからどうぞ!→https://twitter.com/i/events/793046000445169664 VR系のメディアのお仕事つきたい!!

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最近の記事

合同リアルライブイベント「VARTISTs」が作る新しい音楽とイベントのカタチ

 2023年も下半期に入り、ところどころで寒さに震える声が聞こえてくる昨今。 心も体も冷えるような時には、音楽を聞いて温まるのも一興だろう。 そんな同年9月24日の東京都世⽥⾕区北沢のライブハウス「Live House Shimokitazawa Era(下北沢ERA)」はまだまだ残暑が残る時期の中で熱狂の渦の只中にあった。 VR対応SNSサービス「VRChat」を拠点とするアーティスト4グループによる、リアルライブイベント「VARTISTs」が行われていたのである。 全

    • 広がるバーチャル、これからのメタバース バーチャルマーケット2021紹介

      2021年12月4日から12月19日までの間、オンラインVRコミュニケーションサービス「VRChat」にて、大規模展示会イベント「バーチャルマーケット2021」(以下、公式略称のVket2021と呼称)が開催されています。 今回は2021回目という訳ではなく都合7回目の開催となります。 昨今騒がれているメタバースというバズワードに引かれて右も左も分からないままにこのイベントに乗り込んで来たユーザーに、この記事が「こういったアバターを来てみたい、世界を見てみたい」という参考の

      • 新しい潮流を生み出す機運へ 株式会社diVRse

        2021年10月27日から29日にかけて、千葉県千葉市の幕張メッセ国際展示場にて、RX Japan主催によるJapan IT Week【秋】が開催された。 今回は同じ幕張メッセで通信・放送 WeekとXR総合展、AI・人工知能EXPO、ブロックチェーンEXPO、量子コンピューティングEXPOが同時開催された。 本記事では現在話題となっているxR技術の先を見据える出展企業、株式会社diVRseについて紹介しよう。 そもそもHMDって何? この記事を読みに来た人の中にはHMDと

        • 竜とそばかすの姫 あるいは「私達は身体を置いてどこへ行けるというのか」

           現在絶賛公開中の「竜とそばかすの姫」。 先日私もアリオ亀有で上映していたのを観に行ってだいぶ感銘を受けたりなんかしたりしました。 でもTwitterでつぶやくのはちょっと分量足りないかなという事でnoteにつらつらと書く方を選びました。 だいぶ普段の記事とは違う砕けた文体かつ出来る限り公式サイトのレベルでのネタバレ配慮は行いますので、それでもOK!(ズドン)という方は先へお進みください。 なお筆者はVRコミュニケーションサービス「VRChat」をプレイしている為、そちらと比

          仮想世界に「生きる」ステップを Infinite Pedestrian会合ウォッチ

           本noteで何回も取り上げてきた「VRChat」について、プレイ中の楽しみ方という側面から存分にその深みを増していきたいと努力を重ねるチームを取り上げてみようと思う。 今回取り上げるのは、VR空間を文字通り無限に歩くことができる「無限歩行」という技術を研究しカジュアルに布教するため研究を行っている「Infinite Pedestrian」というチームである。 彼女たちが取り組む無限歩行と、そこから広がるVRの楽しみ方の新たな一面を是非ともお届けできれば幸いである。 無限歩

          仮想世界に「生きる」ステップを Infinite Pedestrian会合ウォッチ

          尽きぬ需要の先へ誠進 アバターミュージアム3

          2021年6月12日、遅まきの梅雨を紫陽花が待ちわびる頃にVRChat上で開催されたのがオンライン展示会イベント「アバターミュージアム3」である。 アバターミュージアムはこれまで2回の本開催とVRM対応アバターの展示会、そして衣装展と小物展を合わせての計5回の開催を経ている。 その上での第3回、参加者は筆者カウントで201名。この短いスパンでありながら第2回から引き続き入稿されている参加者もいるあたり、まだまだこの界隈には熱が籠もっていると言える。 展示傾向としてはやや異

          尽きぬ需要の先へ誠進 アバターミュージアム3

          それは混沌の坩堝の蓋 アンノウンバザール3

          桜も咲き始めた2021年3月20日から28日にかけ、VRChat上にて展示会イベント「アンノウンバザール3」が開催。 いわゆる展示会系のイベントとはだいぶ異なる毛色ではあるが、ここでは便宜上展示会イベントという呼称を使わせていただく。 ワールドに移動後はエントランスルームへと飛ばされ、そこのグラスを触ると本会場へと移動する事ができる。 本会場の様子を一言で言うならば「混沌」という二文字に集約されるのかもしれない光景が目の前に広がっているからだ。 某大規模おもちゃ屋の屋根の様

          それは混沌の坩堝の蓋 アンノウンバザール3

          電子の庭に摘み取る音の葉を MusicVket2

          春の訪れが感じられる2021年3月6日から10日にかけ、VRChat上にて展示会イベント「MusicVket2」が開催された。 このイベントは200以上の参加サークルを9つの会場に分け、出展BGMの試聴ができるブースが各サークルに割り振られている形となっている。 会場はエントランスに案内板やポスターが貼られており、フロア奥の階段を昇ると試聴ブースが見える1Fに到達する。 1Fには出展物の告知映像を流すモニターも設置されており、また3Fへ昇る階段も用意されている。 2Fには各

          電子の庭に摘み取る音の葉を MusicVket2

          変わらずに求められる展示会の形 アバターミュージアム2

          冬最後の大荒れの時期となる2021年2月27日より3月14日まで、VRChat上にてオンライン展示会イベント「アバターミュージアム2」が開催されている。 これは文字通りアバターミュージアムという展示会イベントの第2回となっており、今回もユーザーから大きな期待を寄せられているイベントだ。 その証左となるのが参加サークル292という数字である。これだけの参加サークル数を誇るイベントは現実ですら早々無いものなのは想像するに難くない所である。 会場へはVRChatから「Avata

          変わらずに求められる展示会の形 アバターミュージアム2

          未知の世界と基底の現実は触れ合えるか Close Encounters of the Third Kind(第三種接近遭遇)

           現実にバーチャルYouTuberという言葉がやや浸透し始め、比較的安価なVR対応ヘッドマウントディスプレイである「OculusQuest2」が売れ始めている昨今。 報道される数こそ少ないが「VRChat」というVRSNS(VRソーシャル・ネットワーキングサービス)が注目を集めている。 そのVRChat内で2月13日と2月21日に学術イベント「Close Encounters of the Third Kind(第三種接近遭遇)」が開催された。 今回はそのイベントについてまと

          未知の世界と基底の現実は触れ合えるか Close Encounters of the Third Kind(第三種接近遭遇)

          新しき風と潮流を呼ぶ クロスマーケット2

          冬から徐々に春の足跡が見えてくる2021年2月20日から28日にかけて、VRChat上にて展示会イベント「クロスマーケット2」が開催された。 読み方は「クロスマーケット Second」であり、2020年5月30日から6月3日に開催されたクロスマーケットの第二回となる。 元々Oculus Quest対応ユーザー向けのバーチャル即売会として始まった初回の流れはそのままに、今回は参加サークル数が146サークルと 倍以上に増えての開催となっている。 会場へはVRChat上より「x

          新しき風と潮流を呼ぶ クロスマーケット2

          電子の雪舞う祭りの音 MIKULAND(2021 Winter)

          まだまだ冬の寒さが続く2021年2月6日から7日にかけて、初音ミク公式のアミューズメントパーク「MIKULAND」が開催された。 このMIKULANDはVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」をベースとして開催されており、 元々ユーザー達がアバターモデルを使用し生放送配信を行う事を主眼に提供されているサービスである。 2020年8月に開催された「MIKU LAND 2020」を元として、冬の装いも新たに開催される運びとなった。 会場へはまずバーチャルキャ

          電子の雪舞う祭りの音 MIKULAND(2021 Winter)

          新世代の展示会の第一歩 NEOKET

          寒風吹きすさぶ2021年1月30日、オールジャンル同人誌即売会イベント「NEOKET」が開催された。 これはピクシブ株式会社が運営元となり、monoAI technology株式会社の協力のもとに運営される仮想空間上での会場を舞台としたイベントである。 これまではいろいろな会場で同人誌の即売会が行われていたが、昨今のコロナ禍によりイベントの開催そのものが危うくなる状況が増えている。 そんな同人作家やファンのために、リアル(現実)ではなくバーチャル(仮想)という実態的接触を伴わ

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