段位戦におけるメンタル管理法【後編】
こちらは後編の記事になります。
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3.ポイントを減らしたり降段したとき【雀士★〜雀豪★★★】
ほとんどの方は、段位戦を打っていて降段や大きくポイントを減らす区間を一度は経験しているのではないでしょうか。
誰でもそんなときは気分が良いものではないと思いますが、場合によっては今までの頑張りが無駄になってしまったような、否定されてしまうような気持ちになることもあるのではないでしょうか。
しかし、例え降段したとしてもそれまでのことが無駄だということはありません。
なぜならポイントは失ってしまっても、それまでに積んだ経験は決して失われることなく蓄積されているからです。
特に雀豪くらいまでの方は打数・経験がまだまだ少ないことが多いです。
経験の少ないうちは、打てば打つほど成長します。
ドラクエ等のゲームでもまだレベルが低いうちは少ない経験値でもレベルアップしていきますよね。
最近の作品は分かりませんが、私の知っている頃のドラクエは全滅してもお金が減るだけで経験値はそのままでした。
段位戦も同じで降段してポイントは減ってもそれまでの経験はしっかり残っています。
例え強敵に敗れて全滅(降段)しても、その経験を活かしてまた挑戦すれば良いのです。
高ければ高い壁の方が登ったとき気持ち良いもんなと誰かも言っていましたしね。
まだ限界だなんて認めちゃいけません。
とはいえ、降段して悲しい気持ちがすぐに消える訳ではないですから、まずは前編で記載したような確定でストレスを解消できることを思う存分行って、しっかりリフレッシュしてからまた臨むと良いでしょう。
4.自分のペースで楽しむ【〜雀歴5年】
Twitter等のSNSをやっていると、周囲の昇段報告等をよく目にすることがあります。
それを見て自分も頑張ろうとプラスに捉えられているうちは良いですが、自分も頑張らなきゃと焦燥感に駆られたり、昇段したいという願望が強くなり過ぎてしまうとメンタルにマイナスな作用をする場合もあります。
しかし、周囲の人と同じように昇段しようと焦る必要はありません。
なぜなら、その人はあなたよりも早く麻雀を始めた麻雀歴の長い人かもしれないし、そうでなくても影であなた以上に努力をしているのかもしれません。
そういう人が自分よりも先に昇段して行ったりするのは当たり前なので、その人たちと自分を比べてしまうのはツラい気持ちや焦りを生むだけでしょう。
学校で例えるなら、まだ麻雀歴の浅い人は小学生の段階です。
小学生を歴の長い言わば高校生や大学生の人と比べてもしょうがないですよね。
その人たちはあなたより先に麻雀に出会い麻雀を始めたというだけの話なので、そこに優劣などありません。
これから経験を積んで、その人たちが歩んできたのと同じように成長していけば良いのです。
逆に大学生レベルの人が気を遣って必要以上に謙遜する必要もないと思います。
大学生が小学生に対して過剰に謙遜してたら、それはそれで気持ち悪いですよね。
お互いの立場を尊重し互いに敬意を持って、今の自分に相応の振る舞いをすれば良いと私は思います。
また、配信者さんで特に雀魂から麻雀を始めたような方は、指示厨に悩まされることもあるでしょう。
そういう指示厨は、先の例で言うと中学生くらいのレベルの人が多いように思います。
かくいう私も、そのくらいのレベルのときに自分のことをある程度強いと思い込んでいる時期がありました。
もしかしたら今でもそう思い込んでいるのかもしれません。
非常に恥ずかしいですね。
そういう人は言わば厨二病に侵されているようなものです。
そんな輩には心の中で『厨二病乙〜』と言ってテキトーにあしらってしまいましょう。
指示厨に限らず、自身の配信にそぐわない属性のリスナーだと判断したら、さっさと排除してしまった方が結果的に自身の望む属性のリスナーが集まりやすくなる傾向があると思います。
対応が遅れれば遅れるほど自身の配信が本来望んでいる属性から離れて行ってしまい、修正する為のコストが大きくなってしまうので、躊躇せず即座に対応するのが良いのではないかと思います。
実際に指示厨等に悩んでいる方が、私のこんな言葉でその悩みが解消されるとは思いませんが、少しでもストレスを軽減させるきっかけにでもなれば幸いです。
5.段位戦なんか打たなくても良い【全員】
4の項目とやや重複するのですが、やはりSNS等で周囲が段位戦を打っているのを見ると、自分も段位戦を打たなければと義務感に襲われる場合もあるのではないかと思います。
しかし、麻雀を生業としているのでもなければ、無理に段位戦をやらなければいけないなんてことは何もないのです。
段位戦が楽しくないと思えば、別に辞めてしまっても構いません。
段位戦をやらずとも、気の知れた仲間とリア麻でセットをしても良いですし、SNSで友人戦を募って楽しんでも良いでしょう。
大会だけ参加して他の参加者との交流を楽しむのも良いと思います。
段位戦だけが麻雀ではないのです。
極論を言えば、麻雀を辞めたって構いません。
麻雀よりも楽しいと思える趣味があるならば、そちらに時間を使う方が幸せかもしれません。
ただ、この記事を読もうと思うくらい麻雀に嵌っている方が簡単に麻雀を辞められるとも思わないですけどね。
そのくらいの魅力が麻雀にはありますから。
また、段位戦を一度辞めたからと言ってもう二度と段位戦を打ってはいけないなんてこともありません。
またやりたいと思えば、好きなときに好きなだけ打てば良いのです。
気楽に引退して気楽に復帰すれば良いと思います。
もちろん段位戦でしか感じられないような楽しさ、興奮もあります。
その呪いに魅せられてしまった人は、残念ですがもう段位戦から簡単には離れられないでしょう。
腹を括って段位戦とズブズブの関係になりましょうw
6.ストイックな麻雀メンタル【聖★★★】
この項目は強さを追求する意志のある人向けで、一部過激な表現を含む可能性があります。
楽しさより強さを追求したいという人以外にはオススメできない内容となります。
該当する方以外には場合によっては悪影響を及ぼす可能性があるので、閲覧を控える方が良いかもしれません。
それではここからは、ややストイックなメンタルとの付き合い方をご紹介します。
聖3坂を登り切る為のブレないメンタルを手に入れる方法は、自分の雀力に対する信頼を持つことです。
必ず魂天になれるはずだという自分への信頼があれば、ちょっとやそっとの地獄ではメンタルはブレなくなります。
具体的には、牌譜屋における点数期待をプラスで維持することです。
点数期待とは、自身の成績での1試合当たりのポイント期待値のことです。
ここがプラスでさえあれば、打ち続ければいつかは魂天になれるということなのでひたすら無心で打ち続けるのみです。
ただしプラスといえど小さいプラスでは、不調によっていつマイナスになるか分からないという不安や、実際にマイナスになってしまうという危険を孕んでいます。
多少の地獄でも動じないほどのメンタルを手に入れるには、点数期待を平時で10〜15くらいの数値を維持しておけば安心でしょう。
その為には相応の雀力が必要となります。
つまりは雀力の高さがメンタルを安定させてくれるということです。
そしてもう一つは、メンタルの状態に関わらず正着を選べるだけの雀力を持つということです。
聖3まで登った人であれば、ちょっとくらいのメンタルの不調なら段位戦を打ち続けられるのでたいした問題ではないでしょう。
問題があるとすれば、メンタルの状態が悪いことで打牌の精度が下がることですね。
しかし打牌精度が下がって尚、魂天到達に必要なラインのクオリティを保てるなら、こと魂天到達においてはメンタルがどれだけ不調になろうが知ったことではない訳です。
例えば356から、特別な理由がない限り6を切って嵌張にすることはどんなメンタル状態だろうが無いでしょう。
これは嵌張にするより両門にするほうが明確に得であると理解しているからです。
つまり何が得かが明確に分かっていれば、どんなメンタル状態だろうが常に正着は選べる訳です。
とはいえ、実際にはどんなに雀力を上げようとも難しい微差の選択というものはあるのだと思います。
しかし魂天到達までという目標であれば、あまりにも微差な選択を突き詰める必要はなく、一定以上の明確な差のある選択を100%正解できれば十分だと言えるでしょう。
どんなメンタル状態になろうとも一定以上の差のある選択で常に正着を選べるだけの雀力を身に付けてしまえば、もはやメンタルなどという言葉は必要ありません。
力こそパワー。
メンタルなどという概念は雀力で捻じ伏せてしまえば良いのです。
強さをただ追求するのであれば、メンタルの不調などという言葉は己の未熟さを誤魔化すための言い訳でしかないでしょう。
実際にそこまでの雀力は私には到底ありませんが、メンタルに依らず精度の高い打牌をできるようになりたいという憧れは今も持っています。
以上の要素から雀力を鍛えることで結果的にメンタルの安定に繋がったり、もしくはメンタル状況を気にせず打ち続けられる強さを手に入れられるのではないかと私は思います。
しかし人間の精神はあまり強くはできていないので、程よく自分の弱さに言い訳をしてあげないといつか疲弊してしまいます。
強くなることへの意志が余程固い人でない限り逆にメンタルをやられてしまう可能性があるので、あまりオススメできない考え方なのかもしれません。
まとめ
前編の冒頭でお話した通りメンタルに関しては個人差が大きく、また簡単に変わるものでもありません。
一番重要なのは、自分がどういう思考傾向を持っているのか理解してそれに合わせて行動することです。
例えば、愛する人がいればその人の好みを考えて、どうにかして喜ばせようと色々と行動しますよね。
自分自身に対しても同じで、どうすれば自分が喜ぶのかを考えて行動し自分の機嫌を自分で取ってあげられる様になると、麻雀に限らず良いメンタル状況を維持しやすくなるのかなと思います。
この記事の内容もあくまで私の考え方でしかないので、何かすんなり理解できたり共感できる相性の良いものがあれば参考にするくらいに受け取って貰えればと思います。
願わくば、何か一つでも読んでくれた方の役に立つものがあればと思います!
最後まで読んで頂きありがとうござ
いました!
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