統合失調症+ハッキング=集団ストーカー 2 〜異変1〜
この話は、 フィクションです。
専門学校3年生から異変が起こり始めた。
頭の中でバンドA(仮)4人の声が聞こえてくるのである。
もううろ覚えだが(これも頭の中の声が言うところには、記憶を消しているとの事)、今だったら精神科に行く事は普通だが、約20年前当時は精神科に行く事などあり得ない時代だったので、親に精神科に行きたいと言ったが、行かせてもらえなかった。
その頃頭の中で言われていた事はバンドAによる指示のような脅迫だった。
俺達の曲を聞けだの、〇〇をしろだの命令的な物だったと思う。
あまり当時の事は覚えていないが、日に日に声が酷くなった私は、母親に相談して東京に来てもらい母親の前で大泣きした記憶がある。
そして私は学校を辞めて、実家に帰ることとなり療養した。
親は、専門学校の学費が浮くからいいじゃないと言っていた。
約2年療養していたが、その時の記憶は曖昧だ。
多分徐々にに頭の中の声は薄れていき、いつしか消滅していた。
これが1度目の統合失調症の陽性症状だった。
特に陰性症状は出なかった。
後、この頃父親が交通事故に遭い、運命の分かれ道で死ぬか生きるかで瀕死の状態になった。
これも後程の伏線になっていた。
そして療養後2年経ったのち派遣で働き始め、2009年に彼氏に振られ、その年のクリスマスに私は高校時代の友達とバンドA(仮)のライブに行き、バンドA(仮)にどハマりした。
ここからほぼ毎年友達とライブに行き、ファンクラブに入り、グッズを買い漁っていた。
今更ながらその時に何故療養の記憶が無かったのだろうと思った。
今の声で「殺害された(記憶を消された)」からだという。
バンドA(仮)を好きなまま、2014年頃にTV局で働き始めた。
仕事も順調で自分に合っていると思っていた。
そして何よりバンドA(仮)のボーカルに会えるチャンスがあり、そしてチャンスが訪れた。
社員の人が、音楽番組でバンドA(仮)が出てくるから楽屋に観に行こうと言われ、嬉しかった。
そして楽屋にいるバンドA(仮)のボーカルを一瞬見る事ができた。
それで満足した。
芸能人は好きだが、喋りたいとは一切思っていなかった。
その会社は1年後に辞める事となった。
その後1年ぐらいは中々仕事が決まらず、仕事が決まっても長続きしなかった。
その辺りの記憶も曖昧で、多分殺害(記憶を消す)されていたのだろうが、バンドA(仮)を好きだと殺されずに済むらしい。そう頭の中で言っている。
2017年辺りから体調が悪くなっていった。
それは統合失調症ではなく、結果的に歯の銀歯による電磁波過敏症だった。
電磁波過敏症になる条件は、銀歯の種類のアマルガムとパラジウム合金の2種類の銀歯を一緒に入れると電磁波過敏症になるとネットで調べたら出てきた。
その頃、痺れや頭の浮腫みが酷かった。
後、パニック障害も発生した。
電車に乗る事も困難になった。
だが、バンドA(仮)のライブにも行っていた。
ライブ会場はみんなが携帯を持っているのとライブの機材で電磁波だらけの場所に3時間も立っている事はしんどい事というか具合が悪く、とりあえず必死に立っているだけでほぼ記憶が無く、全くと言っていいほど楽しめなかった。
そこでおかしな体験を2つした。
ライブ中に少し前の観客がメンバーのギターに対して、その観客の声かけに気付かず素通りしたら、「こっちが声かけてるんだから、声かけろよ」みたいな事を言っていた。
私が「ギターの人可哀想」と頭の中で思ったら、ギターが振り返ってその観客に手を振っていた。
普通なら気づかないで素通りのままなのに。
私の頭の中と繋がっていた。
後、ライブ後帰る際に観客が誰一人話さなかったのだ。
普通ならライブの感想でガヤガヤしているはずなのに。
頭の声によると、私がライブ中に笑わなかったのでその場にいた全員が殺害(バンドA(仮)の記憶が消される)されるのだという。
バンドA(仮)の記憶が消されるとは観客は分かっていないようだ。
その後、電磁波過敏症が決定打になったのは、2019年に別のTV局で卓付きの仕事をした際に吐き気と痺れが酷くなり、銀歯を外す事にした。
つづく