男三匹、龍退治
「おう、お前ら。逃げ出すなら今の内だぞ?」
ドワーフの聖騎士が、からかうように言った
「馬鹿言え。龍と戦うのは、たとえ死すとも黄泉路の誉よ」
狂戦士が凶暴に笑った
「緊張感が無い奴らだの。……そういや、従者の若いのはどうした?」
紅衣の魔術師が問う
「あたら若い命を散らす事も無かろうよ」
「もっとも、ここで死ぬ心算なんざ毛頭ないがね?」
聖騎士の宣言と共に、龍の息吹が吹き荒れる。
今ここに、ドワーフの勇士たちによる龍退治が始まった
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