あおりハンドル 左折版
クルマの運転 ヒヤリ・ハット ④です。
皆さんは「あおりハンドル」と呼ばれるハンドル操作をご存じでしょうか。
「あおりハンドル」とは、交差点で右折や左折する際に、一度進行方向とは逆にハンドルを切り、大きく膨らんで進行方向に曲がっていくハンドル操作のことです。
特に左折時にいったん右側に膨らんでから大きく左折しようとする曲がり方を指します。
これは最近よく見かけるようになりました。
信号のある交差点で、道幅は6~7m程でしょうか。
私が直進しようと青信号で発進したところ、対向車線にいた先頭クルマは左折するため左のウインカーを出していました。
私が交差点内に入ると、その対向車がいきなり右にハンドルを切り、私のクルマの方に向かってきました。私はブレーキを掛け減速しました。思わず、クラクションを鳴らしましたが、そのクルマは意に介さず左折して行ってしまいました。
5mから6mの大型バスやトラックであれば、内輪差があるため、ある程度曲がりたい方向と逆方向に膨らんで、内側の角を踏まないように曲がる必要があります。そういったケースは大型車のドライバーは対向車が行き過ぎるのを待ちます。
29人乗りのマイクロバスのホイールベースは約3950mm程度で4m弱です。
一方、「あおり左折」をしている車種はというと、小型乗用車や軽自動車です。それらの車種のホイールベースは2550mm程度 約2.5mです。
センターラインのある道路の交差点は角が丸く作られているので、小型車では内輪差をそれほど気にすることはないと思います。
左に曲がるのに なぜ、右にハンドルを切ってから左に切るのか、わかりません。その間もクルマは走っているのだから、当然大回りになってしまいます。対向車を威嚇しているのでしょうか。
反対車線のクルマを停止させてまで左折する。本当に意味が分かりません。
おそらく、運転しているご本人はクセになって無意識にそうしているのだと思います。一度ビデオにでもとって俯瞰してもらいたいですね。
自分の運転のクセは自分ではなかなか気が付きにくいものです。
助手席の人に意見をもらうのも一つの方法かもしれません。
kindle本出版しました。
「愛車も喜ぶ 優しいクルマの扱い方」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?