論点 衆院選2024 政策不在・民意切り捨ての二大政党時代の終了 広島瀬戸内新聞ニュース号外10月23日
1993年のいわゆる政治改革解散。
94年の小選挙区比例代表並立制を軸とする政治改革関連法。
結局、30年たったが腐敗はなくせなかった。裏金問題は起きている。
外国企業によるパー券購入すらOK。
よく考えると政策論争や政治姿勢もおきざりに。
自民党に対抗する側が理念・政策なき離合集散を繰り返すだけだった。
そもそも、二つにまとめようとしたのが失敗。
積極財政⇔緊縮財政
社会リベラル⇔社会保守
安保ハト派⇔安保タカ派
など、軸は多くある。
無理に二大政党にまとめることで、民意が切り捨てられてしまった。
特に経済面では、新自由主義グローバリズムが二大政党により強行される。
お金持ち減税+消費税増税の組み合わせ。
労働の規制緩和・非正規雇用の推進(1990年代末から00年代前半)
自民も立憲の先輩たちもそういう路線だった。
その二大政党制も終わろうとしている。
具体的には衆院選2024で
国民民主党(積極財政・社会リベラル・安保タカ派)、
日本保守党(積極財政・社会保守・安保タカ派)、
れいわ新選組(積極財政、社会リベラル、安保ハト派)
の勢い。
自公に対抗して立憲共産共闘で対抗したのが2016年以降。
安保ハト派(立憲・共産)vs安保タカ派(自公、維)
だがいまや、自公側からも立憲共産共闘側からも票が3党に流出している。
立憲はそうはいっても自民の裏金問題=敵失で無党派の消極的な支持を得る。
老舗の第三極・維新は斎藤元彦・元兵庫県知事の暴走などで苦戦。
二大政党への支持の合計は近年になく低下。
自民後退は政治改革にもかかわらず結局裏金一つ防げない政治への不満の爆発。
他方で、高市支持者中心に緊縮財政への不満もある。
立憲・共産ブロックについてはスターリン主義的な体質への不満。
※楾大樹先生「茶番選挙 仁義なき候補者選考」参照
※紙屋高雪さんブログ参照
https://kamiyatakayuki.hatenadiary.jp/・・・/2024/10/22/163356
一方で、日本の政治は失われた30年ともいえるが、これは皮肉にも経済の失われた30年と重なる。
国民、れいわ、保守の健闘は
自民・立憲二大政党への不満の爆発ともいえる。
いくら、二大政党に誘導しようとも矛盾は蓄積するばかり。この30年の政治、経済、社会に蓄積した矛盾は大きすぎる。
二大政党どちらが勝っても消費税増税路線と言う地獄。
※場合によっては立憲の方が経済には悪い恐れ。例えば連合提案の三号被保険者廃止を急にやった場合、増税勢力にうまく利用されるだけになる恐れも。(長期的にライフスタイル中立の社会保障にするため、三号被保険者廃止は不可避だが・・。)
選挙制度を変えていくしかない。
多党制、そして政策論争本位の
れいわ新選組選挙カー明日24日(木)の予定
8時半 唐戸市役所前 街宣
11時 菊川道の駅 街宣
15時 柳井駅前 街宣
16時 周防大島通過
17時 岩国市内
19時 広島市
積極財政で地方の庶民を応援。
地方の物づくり・エネルギー・食料生産など産業支援で
朝日新聞調査では中国ブロックでも議席に手が届くところに。