https://youtu.be/Q7q7NfWHrr4?si=4VEqhWvN4Y_wXLrt
入所者の90代男性がゼリーを誤嚥して死亡したのは施設職員が男性の誤嚥を防ぐ義務を怠ったことなどが原因として、広島市内に住む60代の長男が施設を運営する社会福祉法人平和会(佐伯区)に3465万円の損害賠償の支払いを求めた訴訟の判決が6日、広島地裁であり、大浜寿美裁判長は施設側の責任の一部を認め、平和会に2365万円の支払いを命じています。
べらぼうに職員配置を多くする(それが可能になる介護保険制度にする)なら、今回の大浜寿美裁判長の判決はまだ理はあります。
しかし、実際には、そうではない。
この判決に関して、以下のXに同感です。
https://twitter.com/nobu_fukushi/status/1722000646252228912
仕事として介護をするのが怖くなる。
『ゼリー喉に詰まらせ窒息死 判決で被告の介護施設側に2365万円支払い命令』
ってニュースを見たけど、あなたはどう思う?
僕も毎日、利用者さんに水分ゼリーを配るし、他人ごとではないと思った。
裁判長は『ゼリーを配る職員は他の利用者に配膳し、男性が誤嚥する様子を見ていなかった』とした。
と書かれていたけど、他の利用者さんに配膳するときは食べやすい位置にセッティングして、ゼリーがゼリーであることを説明(認知症の方はゼリーをゼリーと認識できない方は多い)
他にも介護職が気を配る要素は数えきれない。
ゼリーを配っているときにトイレに席を立たれる方、ズンズン玄関に向かって歩かれる方、お茶をこぼしてしまわれる方…同時多発的にハプニングが起こるのが介護の現場の現実です。
信じられないかもしれませんが、特別養護老人ホームで高齢者20人の食事を終えるために配置される介護職員は2人〜3人。(平均介護度は要介護4)
『職員らが食事の介助などの措置を講じていれば防げた』と言っているみたいですが、現場を見てから、体験してから言ってほしい。
みんなギリギリで頑張ってる。全神経を張りつめて、事故が起きないように頑張っている。
ぶっちゃけ『2365万払え』なんてなにもわかってない。
悔しすぎ。介護をするのが怖くなる。
こういう記事が出るたびに思うのが、介護する人がいなくなる。介護職不足が加速するだけ。
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(引用終わり)
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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30分
わたしも現役の介護福祉士ですが、現場では最大限の配慮はしている。
誤嚥しやすい人は最後に配るとか、誤嚥しやすい人には職員がついて介助するとかも最大限します。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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28分
それでも、普段はそこまで誤嚥しないような思わぬ人が誤嚥したりすることはある。家へ帰りたいと言って叫んで自分のことしか考えられない利用者が出ることもある。食事前に行ったばかりでもトイレへ行きたいとか。言いだす方もおられる。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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28分
そういう中で、ぎりぎりでやっている。裁判長は、それが、全くわかっていない。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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27分
そもそも、ゼリー食にすることが、最大限の誤嚥防止策だ。それ以上は例えば、胃ろうになってしまう。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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26分
今回のこうした判決は、介護施設もそして介護職員も委縮させてしまう、というより、あほらしくて廃業してしまう施設も出るだろう。そうなったとき、介護難民が出ることになるがそれでいいのか?
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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24分
今回の裁判は、裁判長がわたしが原告の一人の伊方原発差し止め広島裁判の大浜寿美裁判長ということもあり、気になった次第である。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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23分
女性だからと言って、介護の問題に敏感かといえばそうでもないということはよく分かった。あんまり、いろいろな実情をきちんと精査するようなタイプの方ではないな、ということもわかった。おそらく、伊方原発裁判でも、そう本質は変わらないだろうとも思う。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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22分
ただ、そういう裁判官にもわかってもらえるような主張は最大限していかないといけないのだが。弁護団の先生方も一生懸命がんばっておられる。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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21分
話はちょっとそれた。とにかく、今回のゼリー誤嚥で損害賠償2000万円以上、という判決は判例として定着させるには不適切だと思う。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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20分
あとは、在宅介護で、マンツーマンで訪問ヘルパーをつけるか。それなら誤嚥を限りなくゼロに近づけられるかもしれないが、そうなると、これまたべらぼうな金額の介護保険外の自己負担が生じる。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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18分
そもそも、人間の機能はどうしても衰えていくものだ。最大限の努力は我々もさせていただいてはいるが、どうしても誤嚥しやすくなる。口を経由しての食事の最後はゼリー食しかない。それでも誤嚥を避けたいなら胃ろうか。ご家族やご本人が持ち出し覚悟で在宅でのマンツーマンでの高額を投じるか。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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16分
なお『お客様は神様』という三波春夫の言葉も介護についても誤解されて広まっているようにも思える。三波に罪はないが、誤解されていることが大問題だ。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
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15分
もちろん、訴訟を提起する権利は誰にでもあるが、今回の原告(利用者家族)側の訴えをほぼ認めるような判決を判例として定着させてはいけないだろう。
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
2021年当時はコロナ対策だけでも精一杯だった時代です。今のように、五類になって落ち着いてきた状況ではありませんでした。そのこと一つをとっても、この判決は酷です。
午後7:41 · 2023年11月8日
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主/広島に庶民派知事を/ヒロシマ庶民革命/現役介護福祉士)
@hiroseto
·
1秒
この手の裁判にこそ庶民の視点を取り入れるべき。裁判員制度をこういう裁判にこそ取り入れるべし。#ヒロシマ庶民革命
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