ちょっと思い出しただけ(松居大悟監督)、観ました。
アマゾンプライムでなにげなく観たのですが、すごい傑作でした!
構成がすごい。今や分かれてしまった男女を一年ごとに遡って見ていく。途中、混乱したのもありましたが、映画の作りを理解すると、ああ、なるほどって感じ。この構成だけで、★は3つに値します。
しかも、何気ない日常のルーティンとして映し出される男の動作が、見ていくうちに、意味を帯びていくって、うまいなぁと思います。
ジム・ジャーミッシュの「ナイト・オン・プラネット」に触発された、松尾世界観(クリープハイプ?)の音楽に更に触発されたか、同時に作られた映画とのこと。
女は、伊藤さりが演じてますが、売れてますね彼女。タクシー運転手役です。必然的にタクシー車内のシーンが多いのですが、途中から、この監督又は脚本は、ドライブ・マイ・カーの濱口監督かと思いましたが、違いました。
男の役の池松壮亮さんは、いいんだけど、猫なで声を時々出し、それは好きになれなかった(細かいですが)。
バーのマスターの国村隼は、さすが。彼が出るだけで、映画に深みが出てきますね。
ほぼ穴のない映画です(先ほどの猫なで声を除き)。だまされたと思って、見てほしい映画です。
★は5以上です。
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