【幼児教育】時間を準備する

まだ自己紹介もしていませんが、書いておきます。

今日は、「時間」をちゃんと準備しなければいけないと痛感した。

自分が注目している保育園が素敵な取り組みをしていた。
それは2歳児に対して原爆の話をするというもの。
「伝わらない」「まだ早い」と決めつけるのではなく、「伝えよう」という気持ちに真摯に向き合っているように感じた。子どもたちを信じ、子どもたちの未来に向き合っているように感じた。

それを知ったのが連休中のこと。連休明けの朝、「いいな」で終わって良いのかという考えが頭をよぎった。「いいな」で終わるのではなく、自分でもまだやれないか?

出勤時間のバス20分間で原爆について調べ、写真を用意した。
今思えば、そんな20分の準備では浅ーーーーいものしかできないのは見え見えだが、とにかく「いいなで終わる」から「自分もやってみる」にしようとしていた。

3歳児の前。絵を描きながら、写真を見せながら話す。絵に力がない。語り出さない。写真に焦点がない。ぼやぼやしている。
そして言葉がつまる。同じことを繰り返す。文が途切れる。言葉が浮いている。
子どもを無理に集中させようとする自分が俯瞰される。

自分の理解。伝えたいことの整理。どう伝えるかの吟味。言葉の選択。話し方の工夫。「時間」を準備すること。それがないと、伝えたいものも伝わらない。間違った伝わり方をしてしまうかもしれない。当然のことだけれど、それができていない。

「もし急にお母さんに会えなくなったら、どう思う?」そんな問いに、
「ぼくはかなしくない」
そう答えた子がいた。
彼は何を思ったのだろうか。

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