りゅうちゃん

おさかなからはじまる ぼうけんがある 🐠https://www.instagram.com/sakana_harbour

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マガジン

  • 魚を求めて

    釣りと、生きることと、その他雑多な考え事を綴った自伝エッセイ集。 『海に比べたら埃の毛一本にも満たない糸を、釣り人は一日百回二百回と投げて、魚もしくは自分に会う。それを息絶えるまで繰り返す。これを思うと、「釣りバカ」という言葉があるが、バカと言われても何も言い訳できない。』

  • アートと幼児教育

最近の記事

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自己紹介 【子どもと私。釣りとアートと冒険と。】

はじめまして。大石竜平(おおいしりゅうへい)です。 この度noteを始めました。まずはやってみよう!の気持ちです。 みなさんよろしくお願いします! さて、簡単に自己紹介させてください。 おぎゃあと生まれてから、今までをざっと 1995年、千葉県市川市に生まれました。小さいころから生き物が大好き!実家のまわりには森や海があった・・・わけではないですが、駐車場の後ろのちょっとした草むらでバッタやカナヘビを日が暮れるまで追いかけたり、夏になったら海へ連れて行ってもらってカ

    • 草むらとボルネオ

      ボルネオ、マレーシア・サバ州から昨日帰ってきた。現地でのことを書きたいところだが、その前に、帰ってきた今の気持ちを書いておきたいと思う。 ボルネオにいたのは約6日間。あまりに多くの命が、数えきれず果てしない物語を織りなす中で、人もまたそこに住まうと共に、ある時その物語の流れを無機質に断ち切っては、それを後悔して償おうとしたり、後世に物語を託したりする。あるいはその時間の伐採を続けようという動きもありながら、隙間ではそれでも命たちが息をし、語りを続けている。善悪の彼岸とも呼ぶ

      • リトリーブ

        ぎゅっと涙堪え 怒りも 悲しみも 自責も 他責も 朝釣りに行きたかった 夜にはお酒も飲みたかった 何者でなくてもいいから 晴れてくれた空 雨予報だった空 でも諦め切れないな 結果が全て 決壊しても、形になればいい 形にできれば決壊してもいい 形 形が全てなのさ でもやっぱり死ぬ前に残るのは魚と時間なんだけど ケチャップかけてもね

        • 揺れてる、揺れてる

          最近の言葉。言う言葉も書く言葉も、発するときに、他の可能性と、自分への疑いが、迷いが込み上げてきて、キレのない泡のような言葉になっている。 かつての言霊はどこを彷徨っているのか。 「りゅうくん、行動の積み重ねですよ。行動を積み重ねると、それがノウハウになるんですよ。そうしてるうちに考えも変わるかもしれない。コンセプトは後からついてくるんですよ。」 そんな、尊敬する方から過去にいただいた言葉を見つけたので書いておく。 コイ釣りでも、合わせのタイミングが定まらない。今かな

        • 固定された記事

        自己紹介 【子どもと私。釣りとアートと冒険と。】

        マガジン

        • 魚を求めて
          5本
        • アートと幼児教育
          11本

        記事

          オアシス

          成長って、まんべんなく成長しなきゃいけないんだっけ? それが本音にも聞こえるし、言い訳にも聞こえる。 僕は何を求めるのだろう。求められているのだろう。 わからないです、と言う勇気があってもいいのかもしれない。

          リトリーブ

          最近自分の言葉に心が乗っていないと感じることがよくあるので、心に浮かんだ言葉を書いていこう。 太陽 テーブル 虚無 言葉 荒れてる心 魚 喉の渇き 昔の 死 私 焦りが出る 漂う霧 諦め切れないな言葉を 抜け殻 藻 シイラ バイト ライズ アタリ ロック 嵯峨野島 景色 写真 記憶 想像 ジャングル 迷い ここ 生きる 目 ライギョ 仲間 ハイタッチ グータッチ 歩いていこう。

          しぐさ

          そのしぐさが、本当に自分の自然なしぐさではなくて、誰かに見られていることや見てほしい気持ちが根っこにあるものな気がして、嫌気がさすことがよくあるこの頃。 でも、表現って、見てもらうことによる存在証明なのかな。 でも、自分への表現、放出みたいな表現もあるよね。そっちの方に、エネルギーが宿る気がする。

          【魚を求めて】水平線にただいま

          水平線という場所がある。そこには空間があるはずなのに、場所のように感じられる。 水平線を見るとその場所と少し親しくなったような気がする。たとえそこに初めて行ったのだとしても、挨拶以上の会話をしたような、ともにお出かけをしたりご飯を食べに行ったことがあるような、そんな気持ちになる。馴染みのない土地での期待感と混じり合った緊張感、浮遊感みたいなものが解けて、自分がその地面に根を少し根を張れたような気持ちになる。 その細い、でも確かに根を張れた時、口元の上ってくる言葉は「ただい

          【魚を求めて】水平線にただいま

          【生きること】ちっぽけだから、さ。かえるちゃんが教えてくれたこと。

          かえるちゃんのけけとかか。 千葉の田舎道。脇に田んぼが広がっていて、さっと車のハンドルを切りたくなって、切った。車を停めて、草の上に立つと、いたいた、かえるちゃん。ちいさなあまがえる。まだおたまじゃくしからやっと‘大人’になったのか、小指の爪ほどしかない。 飼う?妻がそんなことを言った。そんなつもりで車を停めた訳ではなかったが、かえる好きの私。小さい頃にあまがえるを6匹飼っていたことがある。雨が降りそうになると鳴くんだ。そんな話をして、2匹連れて帰ることにした。ただ、夏が

          【生きること】ちっぽけだから、さ。かえるちゃんが教えてくれたこと。

          【幼児教育】人と人

          幼児教育の基本ってなんだろう? 4月から働き始めた職場で、そんなことを考えさせられている。 子どもの安全を確保すること。 活動の計画をすること。 人の動きをイメージすること。 生活の細かな部分に目を配ること。 自分は基本がなってない。 そんなことを、自分の不甲斐なさを、実力のなさを痛感する日々を送っていた。 どんなに美しそうな考えがあっても、まず基本的な動きができなければ、全く説得力がない。むしろ「口だけ」となってしまって足かせとなる。 そんなことを感じ続ける毎日だ

          【幼児教育】人と人

          【魚を求めて】釣りは時間をかき集める

          【釣りは時間をかき集める】 【Fishing gathers time】 空が跳ねる。春が跳ねる。僕は跳ねる。魚も跳ねる。でも釣りはそんなにうまいこといかず、最後の最後でニゴイ。でも釣れた時はマルタウグイだと思っていた。メスだから黒いんだと思っていた。仕留めたぞ。魚の鼓動。自分の鼓動。ロンドンのカレーパブ。ドブロブニクの可愛いエソ。全部繋がる。釣りは時間をかき集める。 10分後にはそのルアーを失くす。ぱちん、ぽちゃん。お決まり。そうしてまた時間が集まってきた。 Barb

          【魚を求めて】釣りは時間をかき集める

          【気づき】新しい環境に身を置くと自分の変化や弱さに気づく

          新しい環境に身を置くと自分の変化や弱さに気づく。 タイトルそのまんま。 今日は転職先にて新年度に向けての研修。自分がまだ溶け込んでいない空間に立ち、初めて会った人と話をした。 そうすると、 「あ、自分浮き足立ってるな」とか 「受け身になったな」とか 「周り見えてないな」とか そんなことを感じた。 自分の変化や弱点に改めて気付かされた。 それが個人的には好きで、面白くもある。 環境を変えると発見がある。 でもまだまだ意識が自分に向きすぎている気がして、まだまだ未熟だ

          【気づき】新しい環境に身を置くと自分の変化や弱さに気づく

          【幼児教育】滲み出てきたもの。時間になったもの。

          3月18日。終業式。 ぱんじー組最後の日。 これだけ書いておきたい。 何かが絞られるように、滲み出すように、ぎゅっと目の奥、奥歯の奥の方に登ってきた。 これだけでいい。形容しすぎてその感覚が上書きされるのが怖い。 「最後に聞いて。りゅうへい先生の本当の気持ち...」 楽しかったこと、ありがとうを伝えようとした時だった。 真剣に見つめる子もいた。笑っている子もいた。友だちと話している子もいた。泣きそうな子もいた。 直前に、これも伝えていた。みんなは4歳児クラスとい

          【幼児教育】滲み出てきたもの。時間になったもの。

          【幼児教育】解釈を超えたもの

          子どもたちと過ごしていると、自分の想像を超えてくることが多々ある。 例えば絵の具遊びをしていて画用紙を用意しても、手や足に筆で色を塗り始めることがある。 ただこれはまだまだ想像の範囲内。そこからさらに、足に直接絵の具をかけたり、絵の具の入った容器に足を入れたりしたことがある。 こういったとき「あ、想像を超えてきた」となる。 しかし、これはその時の想像を超えていても、解釈の範囲内ではある。 「筆で色を付けるのでは足りないほど、もっと色を付けたいと思ったのかな」、「足に伝わる

          【幼児教育】解釈を超えたもの

          【詩】バイト

          仕事 時間 記憶 あっという間に過ぎて 空っぽ 空虚な感覚 絶望 怒り 死の思考 雨の中 どうにもならない 嘔吐とため息 苦しくなって 見えなくなって 思い出そうとして 息ができなくなって 嫌になって 思い出した小説 そんな自分と海を泳ぐ魚 それが生の感覚に変わる瞬間 それを見逃すな 1バイト

          【詩】バイト

          【気づき】発言という本を書く

          口で話す時も本を書くみたいに考えよう、そう思ったお話です。 職場の幼稚園での今日のプロジェクトミーティング。 各チームのリーダーが集まって、それぞれのチームの進捗を共有した。 自分はリーダーをさせていただいていて、自分のチームの進捗について話す場面があった。 チームで何をしたか、時系列的に話し始める。 途中で気づく。あ、違う。 限られた時間。 その中で伝えたいことを伝え切るには、要点をいくつかにまとめ、まず話の初めでその要点を伝えた方が良かった。その上で各要点を補足す

          【気づき】発言という本を書く