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(中途採用向け)ITに自信のある人が総合コンサルに転職した際に絶対にぶち当たる壁

はじめに

こんにちは、総合コンサルで10年以上の経験を持ち、現在はスタートアップで新しい挑戦をしているryuです。

総合コンサルティングファームはここ10年で規模を拡大させており、戦略からITまでの一気通貫のトータルソリューションを売りにしているため、SIer・エンジニアからの転職がしやすいです。

しかし、そのような人材は入社してから絶対に壁にぶち当たります。

総合コンサルは、インダストリー(業界)とサービスライン(提供するサービス)のマトリクス組織になっています。

SAPなどのITの知見をもった人材はサービスラインでの採用となります。

私もサービスラインに所属しており、大規模システム開発から小規模のツール導入まで幅広にIT関連のプロジェクトを経験してきましたが、非常に理不尽な扱いを受けてきました。

これを知らずに総合コンサルに入ったり、ITのプロジェクトにアサインされたりすると苦労することが多いので、今回の記事で紹介させていただきますね。

離職率が非常に高い総合コンサルでメンタルがやられない自信がある方は読む必要はないので、このページを閉じていただいてけっこうです。

それでは始めていきますね。

1. マトリクス組織の理解不足

冒頭でも紹介しましたが、コンサルティングファームの特徴の一つが、インダストリーとサービスラインの二つの軸で成り立つマトリクス組織の構造です。

この構造により、特定の業界に特化した知識を持つ専門家と、特定のサービスを提供する専門家が連携し、クライアントに対して最適なソリューションを提供することが可能になります。

しかし、このマトリクス組織の理解不足は、新人コンサルタントにとって非常に大きな壁となります。

1-1. インダストリーとサービスラインの認識

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