(新卒・中途向け)長時間労働を撲滅させようとする人事制度の実態【アピールはとてもうまくて100点】
1. はじめに
総合コンサルで10年以上の経験を持ち、現在はスタートアップで新しい挑戦をしているryuです。
長時間労働といえば、コンサルティングファームでは昔から「当たり前」のように受け入れられてきた現象です。
しかし、日本全体の働き方改革やワークライフバランスへの意識の高まりに伴い、長時間労働を強いる企業は次第に不人気になり、応募者が減少する状況が生まれています。
その中で、コンサルティングファームも例外ではなく、優秀な人材を集め続けるためには、長時間労働の撲滅を訴えることが急務となりました。
しかし、こうした変革の取り組みには裏と表が存在します。
表向きには「働き方改革」「ワークライフバランスの実現」といったポジティブなスローガンを掲げている一方で、現実的な課題は残っています。
本記事では、コンサルティングファームの人事部が打ち出している長時間労働撲滅のアピールと、実態との乖離について掘り下げていきます。
2. 日本におけるワークライフバランスの高まりとコンサル業界
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