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(新卒・中途向け)マネージャーupの腕前で最も天国と地獄の開きが大きいのがPMOだ【ほとんどのPMOが地獄】


1. はじめに

総合コンサルで10年以上の経験を持ち、現在はスタートアップで新しい挑戦をしているryuです。

PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)案件に対する印象は、コンサルタントの間でも大きく二分されます。

一部では「楽な案件」として見られ、他方では「地獄」とまで評されることもあります。PMO案件は、大人数で長期間にわたるプロジェクトが多く、パートナーにとっては大きな金額を受注できる甘い蜜のような存在です。

しかし、その実態は、マネージャーupの腕前によって天国にも地獄にもなり得る、極めて両極端な性質を持っています。

そう言われると、「天国のPMO案件と地獄のPMO案件を見比べて、天国のPMO案件にするためには、何が課題で、どんな対策をすればいいか考えればよくないですか?」と思うでしょう。

しかし、そんな甘っちょろいものではないのです。

なぜなら、私が言っている天国のPMO案件なんて全体の5%程度しかなく、ほとんどが地獄のPMO案件なのです。

そのため、参考にすべき天国のPMO案件に巡り合えない人も多く、そもそもそんな素晴らしいPMO案件が存在するのか疑問に思っている人も少なくありません。

しかし、天国のPMO案件は確実に存在します。

私はコンサルタント時代にそれを経験しました。

私がダイレクターまで昇進できたのは、若い時にPMO案件が天国になるような、良質なコンサルティングを行う超優秀なシニアマネージャーの背中を見て育ってきたからに他なりません。

本記事では、PMO案件におけるマネージャーupの重要性と、それによってもたらされる天国と地獄の差について掘り下げていきます。

この記事を読むことで、どんな地獄のPMO案件でも天国に近づけるためのポイントを理解することができます。

この内容を読まなければ、あなたのコンサル人生は地獄のPMO案件に捨て駒としてアサインされ続け、地獄から天国に転換できない無限ループに陥るかもしれません。

そうならないためにも、PMO案件でストレスを抱えそうな人、既に抱えている人は絶対に読んでください。

それでは始めますね。

2. PMO案件の甘い蜜とその実態

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