術後の風景〜事実は小説より奇なり…ではなかった。
手術から5日目の夜、ネブライザーをしている時にあまりにもヒマだった。
それで、退院を待ってくれている母と姉に「こんなに元気になったよー」と伝えようと思い立ち、ネブライザーをしながら変顔写真を撮って送りつけてみた。
ちなみに、変顔写真は3回リテイクした(笑)。
その日の姉とのLINEでわかったのは、「事実は小説より奇なり…ではなかった」ということだった。
手術室から移動式ベッドで運び出され、待っていた母と姉と対面した時のこと。
術後の私の顔にあまりにも血の気がなさすぎて、姉の中では何やらドラマができあがっていたらしい。
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姉:こんな写真(←変顔写真)送れるくらいに、元気になったんだなって思った。
術後すぐのあなた、真っ白すぎて。
ねーさん、泣けました。
母も、Ryuの顔色ない…って愕然としてたもん。
Ryu:それもこれも、3人の良い思い出やな♡
姉:ってか今更だけど、
術後すぐ対面した時、酸素マスク越しに何喋ったの?覚えてる?
なんも聞き取れなかったけど
必死になんか伝えようとしてるのみて、また涙…😭
Ryu:覚えてないけど、たぶん「痛い」って言った。
それ以外、記憶ない。
姉:結構長く喋ってたよ。
Ryu:「痛い、痛い、とにかく痛い…」って言った気がする。
姉:「ニワンコ頼む」って言ったのかもと思って、余計涙出てきてたのに。
Ryu:やめて(笑)
姉:ドラマ風の展開→「とにかく、ニワンコ頼む…ありがとう」
現実→「痛い、痛い、とにかく痛い…」
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姉の創造力(妄想力?)の豊かさよ。
でも事実は、ドラマや小説よりずーっとシンプルだった(笑)。
とはいえ、それだけ母と姉が心配しながら待っていてくれたということなのだろう。
改めて、2人とも本当にありがとう。
さて今日は、自宅に戻っていた姉が、またこちらへ遠路はるばる来てくれる日だ。
ニワンコ&連れてきた自分のワンコの合計3匹の面倒をみて過ごしていた母は、「やっと人間と会話できる」とつぶやいていた。
そんながんばってくれている母のために、以前から食べたがっていた栗蒸し羊羹を注文してみた。
栗蒸し羊羹は秋限定品なので、夏に帰省した時にはまだ売っておらず、一緒に食べたかったねと話していたのだ。
退院したら、母と姉と一緒にいただく予定。
楽しみ。
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