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神崎龍佑 RYUSUKE.KANZAKI
2018年9月14日 21:09
正直な気持ちで言うとどんな大学生活における日々やどんな授業よりも土曜の2限のひかるとの時間は僕の楽しみになっていた。いつも僕よりも先にそこにいて決まってピアノの前に座っている。だけど彼女のピアノは聴いたことがなかった。入る前に聴こえてくることもなかった。音楽はやりたいときに好きなように自由にそれがいちばんの音楽の魅力だと楽しさだと思っていたから、弾いてほしいと僕から言うことも
2018年10月1日 20:27
それから一ヶ月としないうちに彼女はもうある程度好きなようにギターが鳴らせるようになっていた。いつもの珈琲屋に僕らはいた。「あのね、なんかメロディーが降ってくる時があるんだけど忘れちゃったり、たいしていいメロディーでもないなあとか思ったり。難しいね曲作りって。ちひろどうやって作ってる?」「僕は歌詞と同時に歌詞にメロディーもついてるからそれにギター当ててく感じ。」「そっか、自然に降りてく