音楽と記憶はリンクする
~息子たちをイメージする3曲~
長男
長男は感情をあらわにせず、じっと相手を観察する。
野球チームに入っていたころ、監督やコーチが怒っている様子をじっと見つめていた。自分が注意をうける時もそんな様子だったので「なんだ!なにか文句あるのか!」と余計に怒られることもあった。
しゅんとしていれば大人にとって扱いやすいだろう、と傍から見ていて思っていたが、これがこの子なのだなと、やるせない気持ちでみていた。
そんな長男は器用ではないけれど、現実を素直に受け止め、自分が納得いくまで頑張る頑張り屋さん。
イメージ曲は一青窈さんの「ハナミズキ」
「ぼくの我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まりますように」
きっときっと報われる時が来ますようにと願いながら、怒られた罰としてグラウンドを走っている彼を見ていたことを思い出す。
次男
次男は調和の人。
家族が笑っているの見て安心する。友人の楽しそうな顔を見たくて会いに行く。誰かがネガティブになるとそっと心の距離をとる。
小さなころから、気配りの人でもある。
自分にとても正直で、表と裏がない。正面から向き合ってくる彼に、その大切さを身をもって教えてもらった。
そんな次男には、腹を割って話せる中高生時代の友人たちがたくさんいる。
どんなにダメなところを見せても、彼らは受け入れてくれるのだという。
最高のセーフティネットだ。だから親から見たら、なんでそんなことに挑戦するの?というダメもとのチャレンジも出来るのかもしれない。
イメージ曲は、嵐さんの「ONE LOVE」
「どんなときも支えてくれた 笑い泣いた仲間へ 心込めて ただ一つだけ 贈る言葉はありがとう」
支える側でもあり支えられる側でもある仲間たちは最高の宝物だね。
三男
波乱万丈の小中高生時代を駆け抜けてきた三男は、人を受け入れる範囲が広いようだ。人を判断するボーダーラインがない。
その人をそのまま受け入れる。
様々な経験の中で「人との関わりの中で人は成長していく」。そう実感したことを誰かに恩返ししたいと思っているそうだ。
三男はDef Techさんの「My Way」
「地に足付け 頭雲抜け 進む前に前に前に 手をつなげば怖くないから
そこまでお前は弱くないから でもいつまでも そばにいないから」
教員を目指そうと心に決めた時、この曲を聴いていたという。
「大丈夫、きっと君ならできるよ」
生徒にそんな言葉をかけながら、寄り添ったり、手をひいたり、時には鼓舞したりするのだろうか。彼がしてもらったように。
息子たちをイメージする3曲を選んでみて
音楽を聴いたり、匂いをかいだりすると遠い記憶でも一瞬で「その時」にタイムスリップする。
彼らと過ごした日々はそんなに遠い昔ではないけれど、忙しい毎日の中では忘れがちだ。
音楽と記憶はとてもリンクしていた。
子育ての反省点を思い返しながら、彼らにフィットする曲って何だろうと考えながら書いたこのテーマは、息子たちそれぞれの幼いころから今に至るまでの記憶を旅するようでとても感慨深かった。
もう少し未来に、同じテーマで記事を書くとしたら、どんな曲をセレクトするのかな。
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