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初投稿と日本さかな検定受験記

はじめまして!(1人語り)

 このノートを書いているのは、一介の魚の好きな社会人です(とは言え、まだまだピヨピヨ)。最近、普段追われる仕事(ライスワーク)とは別に知的好奇心を満たす活動(ライフワーク)をしてみたいとふと思い立ちました。そこで自分の知的好奇心の原点である「魚」を主題にnoteを備忘録として、記録していくことに。
 「魚」と自分の接点は小学校まで遡り、図書室にあった学研の魚図鑑の釣りのページをたまたま読んだのがきっかけで、普段食べている魚を自分の手で採れる方法があるという発見から、魚自体に興味を持つようになりました。それからというもののスーパーの魚売り場に飛んで行ったり、朝起きが苦手なのに早起きをして釣りにでかけたり、図書館でちょっと難しそうな魚の本を読んだりするうちに、自分の知識(魚限定ですが)が増えていく充実感、またさらに詳しく知りたいという欲求を実感。これが自分の知的好奇心の原点になったのです。
 ところが年齢が上がるにつれて趣味嗜好も変わり、魚ブームは下火に。そして社会人になってたまたま訪れた水族館での感動が、ブームを再燃させることになります。その感動についてはまたの機会に。以後、ぼちぼち書いていこうと思います。

本題:さかな検定→魚好きによる天下一武道会?

 前々から日本さかな検定なる、魚にまつわる検定が存在することは知っていました。今年4月刊行の『サカナト』に掲載されていた検定主催者の方の記事を目にしたことをきっかけに、自らの知識のブラッシュアップも兼ねて、腕試しに11月の検定を受験してみることに。
 日本さかな検定、通称「ととけん」の説明は公式HPに詳しいですが、主題は「魚食文化の再発見」ということで、日本各地の魚料理に関する設問が多い模様。生物学的、分類学的に魚に詳しくても、その先の食べ方・文化まで知らないと手を焼きそうな感じ。さらにHPを読むと受験者は下は5歳から上は80代までの「魚通」たちが受験するとのことで、さながら随分昔に放送されていた『TVチャンピオン』が頭に浮かぶ。果たして自分は太刀打ちできるのだろうか…。

いざ出願

 何はともあれ思い立ったが吉日。いざインターネットで出願。受験方法は現地受験(大分県佐伯市)とオンライン(スマホ・タブレット等でカメラをオンにしして受験)の2つです。現地受験もサイドイベントがあるようで楽しそうでしたが、11月の3連休終日に関西から参加するのは厳しいので断念。
 英検や漢検のように、ととけんにも3級から1級まであります。レベル感は以下の通りで、1級は2級合格者のみが受験できるとのこと。特に1級は「魚好きの頂点を目指す方」というから恐ろしいです。今回は受験料が結構いいお値段になりますが、保険として2級と3級の併願でチャレンジです。

3級(初級):初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル
2級(中級):魚好きにして通を自認する一般の方や水産・漁業・流通・小売・調理・飲食に携わる方で、もっと魚食文化の奥深さを身につけたい方を対象とした中級レベル
1級(上級):魚好きの頂点を目指す方を対象とした上級レベル

2024年日本さかな検定 実施概要より

過去問・公式テキストを手に入れる

 流石に全くの勉強なしで検定に挑むのもどうかと思い、検定のオンラインストアで見つけた過去問と公式テキストを購入。過去問は前年の1級と2級の問題、公式テキストは2024年最新のものでいざ勉強です。

左が公式テキスト、右が過去問。

 まず過去問。これが結構難しい。具体的な問題はもちろん著作権やらの問題で書けませんが、HPには模擬問題もあるので是非一度ご確認を。問題は、B級おろかE級くらいの地元グルメの出題、もはや切り身や鍋に入ってしまった状態の魚の種別当て、どこかの地元の居酒屋の地魚料理のメニューからその所在する地名を当てるなどなかなかの難問ばかり。検定合格者には酒の肴を知らないであろう小学生も普通にいるようで、一体どんな英才教育を受けたんでしょうねと感心します。ただ、前述の『サカナト』の記事にあったのですが、設問から隠されたストーリーを読み解くと上手く回答に繋がる問題もあり、答え合わせの際に親切すぎる付属の解答解説を読みながら、その良問さを実感しました。
 次に、公式テキスト。都道府県ごとの魚料理、プライドフィッシュ、果ては各地美味しい魚料理屋さんまで網羅した全約260ページの大作。地元のことも含め、全く知らないことだらけでページを捲るたびに目から鱗状態。中でも、海なし県にも古くから先人たちの知恵により海産物がもたらされ、豊かな魚食文化が存在していることに驚きです。ただテキストのボリュームが多すぎたので完全に頭には入らないまま検定を迎えることに…。

いよいよ検定本番

 受験方法は至って簡単で、指定の時間になれば、予め送られてくるメールに記載の専用ページへログイン。検定開始後は、画面に設問と選択肢が表示されるので、正解と思う選択肢をポチポチしていくだけです。70分の制限時間内であれば、自分の回答を何度でも見返して修正ができます。なおオンライン受験であれば調べ放題ではと思いきや,しっかりとスマホのカメラで不正をしていないか監視されてます。
 過去問のように時事問題あり、ご当地問題ありと中々手を焼く問題もありましたが、昔から「悩んでも分からない問題は分かりませんもんね」という質なのでさっさと40分くらいで、すべて解き終わりました。あとは神のみぞ知る!

結果やいかに

 解答番号のみは検定後早々に発表されていたのですが、自己採点はせず。受験者の正答率によって合格ラインも下がるようで、この段階で一喜一憂したくなかったのが本音。そこで、2週間後の正式な合格発表を待ちます。そして、待ちに待った結果は…

こちらは当日も手応えがあった。
こちらも、そこそこ上位に。

2、3級ともに合格でした!しかも上位10%に入っているのでそこそこよいのでは?また結果だけでなく解答解説も公開されていたので早速ダウンロード。2級合格者は1級の受験資格が与えられるので、また勉強して来年チャレンジです。1級の合格率は一体何%なんだろうかとググると、ある回は9%との数字が。果たして今度は合格できるのか…今回はここまで!

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