第五章　①私の間違った考え方

彼女の妊娠が発覚し、次に問題なのが

「私が、自分の両親にする対応を考えること」

すこし、意味深な言い方になってしまいましたが、

これこそが、このマガジンのタイトルである、

「シングルマザーを作ってしまった」の大きな起点になると思います。

今回はその話をする前に、一つお話ししたいことがあり、

「自分は彼女と親をどう見ているのか」を、お話ししようと思います。

いきなりですが、私の家の事情について少しお話ししたいと思います。

私の家は、父親が公務員。母親が専業主婦。

私が長男で、その下に２個離れた弟と、４個離れた妹がいます。

けして貧乏というわけではないのですが、家が非常に小さく、

「自分の部屋」というものが、存在しませんでした。

ですので、思春期の多感な時期に、プライベートな空間というものが

兄妹全員無く、家庭はかなり内向的な雰囲気でした。

しかも父親は割と厳格なタイプだったので会話などあまりなく、

自分から雑談したこととも無いので、本当に何を話していいかわからず、

相談も一度もしたことがありませんでした。

また、親の馴れ初めや、恋愛に関すること、性に関すること。

とてもじゃないですが、話すきっかけが無かったので、

それに関しても一度も話したことがありません

要するに、

「親に彼女や性のことを話すのがダメな空気を受け入れてしまった」

これが、過ちのきっかけでした。

思春期特有の、

「親に彼女を紹介するのが恥ずかしい」

を、かなり重たい空気に考えてしまった感じですかね。

この恥ずかしいの意味も、

「照れる」とかのレベルではなく、

「生き恥」ぐらいのレベルに考えていました。

一方、彼女の方は、自分とお付き合いをしているということは、

両親に話をしているのそうですが、もちろん自分は出来ていません。

彼女を恥ずかしいと思って紹介していないとかではなく、

「婚姻予定のない状態の異性を、肉親に紹介する意味が分からない」

と、思っていたからです。

随分ひねくれていますよねｗ

ですが、私の理屈はこうです。

男性でも、女性でも、付き合うたびに、親に言います？

おそらく、そんな面倒なこと毎回毎回しない方が多いと思います。

おそらく、報告するのは、

『本気（婚姻関係に向かって前向きに志向している状態）』の場合だけだと思います。

「この人と結婚します。」

この言葉を一緒に両親に話せす事ができる人なのかを、見極めてから

自分は、両親に話すつもりでした。

言い方がすごく悪くなりますが、

どんなに好きでも、いとおしくても、

『彼女をやってくれるのと、嫁をやってくれるのは違う』

これが、私の見解です。

だから、わたしは、さきを親に言うことができませんでした。

それは、やはり「彼女としてはすごく好きだけど、嫁としてはどうなのかまだ、分からない。」

だったんだと思います。

妻子持ちの男との関係を自分と付き合いながら続けていましたし、

彼女としてなら、そこは許せても、

嫁としては少し考えなあかん部分だと思っていましたし。

もし、これを見ている男性で今の自分のような悩みを持っている人。

なかなか自分のようなパターンを進まれた方はいないかもしれませんが

あなたの親子関係はどんな状況かわかりませんが、

子供ができたことに関しては、

絶対に親（もしくは身内）に相談した方がいいです。

それは、私の強く言いたい部分です。

職場の上司や、お店に来る常連さん、前の職場の先輩、友達。

いろんな人に私は相談しました。

ですが、やっぱりその人たちは他人です。

すごくまともな正論を話された人もいましたし、確かにその通りだとも思いました。

ですが、やっぱり、親は違いますね。

やっぱり、DNAを守る方に思考します。

そこが、他人と身内の違いだと思います。

今日は、少し長くなってしまいました。

すこし、感情に熱が入ってしまい、伝わりづらいところもあったかもしれませんが、

ご不明なことがありましたら、ご遠慮なく、コメントにてご質問ください。

出来る限りお答えさせていただきます。

次回は先ほどの発言の

『DNAを守る方に思考します。』や、最初にもある、

「私が、自分の両親にする対応を考えること」

について、お話ししていきたいと思います。