第二章 ①よからぬ関係
さて、お付き合いしてから数か月が経ち、その日は仕事が早く終わり、
いつものように私は彼女の家に車で向かっていました。
あらかじめ「仕事が早く終わりそうだから、終わり次第向かう。」と、
連絡を入れていたのですが、その日は向かう前に再度、連絡を入れたものの
返事がありませんでした。
「まぁ、寝てるのかな」と思っていたのですが、
到着し、依然もらっていた合鍵を使ってオートロックの扉を開け、部屋に向かおうとしてたのですが、
部屋の前につきチャイムを鳴らしたら、ものすごい形相で部屋から出てきて、
「今友達が急にきて、ちょっと相談事を聞いてて、悪いんだけど、今日は帰ってもらえる?ほんとにごめん・・・」
と。
まぁ、私の仕事の終わる時間も思ったより早かったので、急に来すぎたのもあるし、「そっか。じゃあ、また今度な」と言ってその日は帰りました。
そしたら、次の日。
来てもらったのに急に帰して申し訳なかったとの文章と、
近々親が遊びに来るから、貸していた合鍵をいったん親用に使ってもらうから返してほしいと連絡があり、
その二日後ぐらいに家に行った際に、合わせて返しておきました。
これが、最初の大きな問題の始まりでした。
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