ただの言葉が心に響く言葉へ　〜詩で磨くセールスと発信力〜

こんにちは。
学びを結果に変える専門家、小宮山龍一です。

読む速さを３倍にして学びを加速し、人生の選択肢を広げるサポートする『楽読町田スクール』を運営しています。

先日、ある講座で詩の表現について考えるワークを体験しました。そのとき、自分のボキャブラリーが圧倒的に足りていないことを痛感したという記事を書きました。

その体験を振り返りながら詩人たちの作品を読むと、まったく新しい風景が見えてきたのです。今日はその気づきを共有したいと思います。

✅ 視点が変わると世界も変わる

誰かが提供する内容を受け取る立場から、自分が提供する立場に変わると、物事の見え方が大きく変わるっていうこと、ありますよね。

これは詩にも当てはまります。

「詩を読むだけ」のときには気づかなかった深みが、「自分で詩を作る」に変わることで浮き彫りになるのです。

例えば、高村光太郎の『知恵子抄』。最初に読んだときは、世間で「名作」と言われているから読んだだけで、特に感動はありませんでした。

でも、自分で詩を作る挑戦をして、言葉の選び方に苦労した後にもう一度読むと、まるで別物のように感じたのです。

たとえば、冒頭のこの一節。

「人に」

（前略）
花より先に実のなるやうな
種子（たね）よりさきに芽の出るやうな
夏から春のすぐ来るやうな
そんな理屈に合はない不自然を
どうかしないでゐて下さい
（後略）

『智恵子抄』高村光太郎

「理屈に合わない」という抽象的な概念を、誰もが具体的にイメージできる風景で表現している。

この巧みさに、僕は心を打たれると共に、同じものを読んでも、知識と体験が加わることで、これほどまでに感じ方が変わるのかと驚かされたんです。

✅ 詩的表現で日常の発信を変える

この体験を通して、詩的表現を学ぶことが日常の発信力を高めるのだと気づきました。

詩的な言葉は、美しさだけでなく、感覚や感情を具体的なイメージで伝える力があります。その力が発信の魅力を大きく引き上げるのです。

例えば、「未来が変わりますよ」という言葉は少し漠然としていますが、こう言い換えたらどうでしょう？

「毎朝、コーヒー片手にゆっくりした時間を過ごせる未来が待っています」

こうすることで、聞き手の頭に具体的な情景が浮かび、「自分にも起こるかも！」という期待感が生まれます。

こんな発信ができるようになったら楽しいと思いませんか？

✅ セールスにも詩的表現を

詩的表現の力はセールスにも応用できます。

例えば、「この商品、すごくいいんですよ！」と言うだけではなく、

「これを使えば、何年も解けなかったモヤモヤが、スーッと晴れるような気分になりますよ」

と言ったらどうでしょう？ （まだまだ改善の余地があると思いますが、今の自分にはこれが限界。汗）

ただの情報提供ではなく、感覚や感情に訴えかける言葉は相手の心に響きやすくなります。「これが欲しい！」と理屈ではなく感情で思ってもらえるのです。

✅ 詩的表現で会話も変わる

詩的表現は、普段の会話にも活用できます。

例えば、「頑張ろう！」と言うよりも、「小さな種に毎日水をやるみたいに、コツコツいこう！」と言った方が、相手の心にスッと入りやすいですよね。

また、「嬉しい」を「心に花が咲いたみたいに感じました」と表現するだけで、雰囲気がロマンチックになります（ちょっと照れくさいですが）。

こんなふうに言葉が変わるだけで、コミュニケーションの雰囲気も大きく変わるのです。

✅ 詩的表現で日常をもっと特別に

詩を学ぶことは、美しい言葉を知るだけでなく、人の心に響く言葉を手に入れることでもあります。ブログや音声配信、セールス、コーチングなど、どんな場面でも「伝わる力」を飛躍的に高める効果があるのです。

そして、詩的な表現にはセンスとおしゃれさが漂うため、「この人、いいな」と思ってもらえることも増えるでしょう。

これから、もっと詩的な視点を取り入れて、言葉を特別なものに変えて、発信を楽しみたいと思っています。

✅ 誰から学ぶか？どこで学ぶか？

詩的表現が日常の発信やコミュニケーションに与える力をお伝えしてきましたが、私を含め、これまで詩にまったく触れてこなかった人が、自分ひとりで詩を学ぶのはハードルが高いと思います。

詩を学び、そしてそれを日常で活かすには、詩の本質を理解している人から学ぶのが一番早い。そして、その人が実績を持っているなら、なおさら信頼できますよね。

その意味で、僕が今参加している講座は、本当にありがたい学びの場だと感じています。

詩の奥深さを実感するだけでなく、それを日常やビジネスにどう活かしていけるのかを教えてくれるんです。実際に詩的表現をバックボーンにして成果を上げてきた方が教えてくださるので、ただの「学問」として終わらず、「実学」として自分の中に取り込むことができるのです。

参加してみて、本当に「これを学んでよかった！」と心から思っています。詩の力を学ぶことが、これほど自分の発信や人との関わり方を変えてくれるなんて、想像以上でした。

詩を学ぶことで、日常の言葉が特別な力を持ち、自分の発信やコミュニケーションが、より魅力的で心に響くものになっていくんだろうなと、ワクワクしています。

もし何か興味を持たれた方がいたら、気軽にご連絡くださいね。

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ということで、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます！
この記事が、あなたの新たな一歩を踏み出すヒントになれば嬉しいです。

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