![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96741353/rectangle_large_type_2_402303ad4694341aa41626356141f7c9.jpeg?width=1200)
Report_6 [NorwayStudyTour]-Fusa高校の校長先生はアスリート!高校生2人にとって一番印象に残った校長先生とのトレイルラン-
Report_6 [NorwayStudyTour]
-Fusa高校の校長先生はアスリート!高校生2人にとって一番印象に残った校長先生とのトレイルラン-
Fusa高校での2日目、サーモンの孵化工場とフィヨルドの水上養殖場の視察を終えて高校に戻ると、Havard校長がラトビアの出張から帰ってきました。Havard先生は日本の高校生たちに会えたことがとっても嬉しい様子で話はじめました。
「校長のHavardです。みなさんにお会いできてとても光栄です。私の名字であるRagnhildstveitは、実はこの地域の地名です。実は、ここは私が生まれた地域なんです。みなさんが宿泊しているCabinの近くの学校に通い、昨年まで近くの中学校で体育を担当していました。みんなは部活をしているのかな?走るのは好きかな?この地域から、バイアスロン競技でオリンピックでメダルを獲得した選手(Egil)が生まれています。豊かな森やフィヨルド、川に丘に、スポーツをするのには最高の地域です。小さいころからずっとこの地域で私はトレーニングをしています。みんなはスポーツするのかな?ちょっと聞いてみてくれないかい?」
と、ここまでを学生に通訳すると男子学生2人が昨日の午後にCabinの周りでランニングをしたと伝えました。
「本当かい?少し天気は悪いけど、僕と一緒にトレイルランをしないか?今日は、僕のトレーニング日なんだ。2時間くらい走るんだけど、森や川を超えていくから、濡れていい運動着と走れる運動靴はあるかな?」
学生2名は、運動靴も運動着も持ってきて、ぜひ走りたいと答える。
「よし、そしたら17時にCabinに迎えにいくね。2人にとって無理ないペースで、そして僕の生まれた地域を一緒に走ろう。一度18時に折り返し地点の小さな教会に龍とGudbjorkたちには来てもらって、2人の体調を見よう。そのまま走れそうだったら、一緒にCabinまで走るね。」
ということで、2人は17時にTeslaにのった校長と2時間のトレイルランへ。
Cabinに帰ってきたときには、2人とも本当にずぶ濡れ。でも、顔はとても生気に溢れてる。
「校長先生すごい。ずっと僕たちのペースに合わせてくれた。こっちは息が上がってたけど、先生はまったくあがっていなかったし。道のない森をはしって、川も走り抜けたらから靴もズボンもずぶ濡れです!」
泥だけ洗面所で落とし靴と運動着は温めてあったサウナで乾燥し、2人はお風呂へ。
最終日に「Norway滞在で一番印象的だったことは?」と聴くと、2人ともこのトレイルランだと答えました。
でも、その理由はちょっと意外なものでした。
「校長先生はずっと俺のことを気にして、走っている間、ずっと見守ってくれた。話すときも一生懸命伝えようとしてくれて、会話もできた。すごく優しかった。」
「校長先生から『素晴らしい走りだった。これからもトレーニングを続ければ、きっといいアスリートになれるよ!』と声をかけてもらえて、すごく自信になりました。トレーングだけでなく、勉強も頑張って、夢を叶えたいと思います。」
走った経験より、Havard先生のコミュニケーションが2人を心の奥底から勇気づけたんだと思います。そういう先生っていますよね。大学生のありさも「ずっと目を見て話してくれて、大切にしてるよって話すだけで伝わりますよね」と言ってた。
ちなみに、きっとHavard先生がガチで走ったら、本当にアスリートになるはず。190cmある白人で坊主頭、青い目で森の中をとんでもないスピードで走っている人がいるとしたらHavard先生なはず。そして、このFusaという豊かな自然がHavard先生のような人を育んだ。Fusaの景色のような人でした。
いいなと思ったら応援しよう!
![柳澤龍](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41316738/profile_284d3841127c300134b1d544929fc48b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)