- 運営しているクリエイター
#小説
【門の外にいる僕】二話
※やや残酷な描写を含みます。
※グロテスクな表現が苦手な方はご注意下さい
「違う、ああ、悪くないんだ、お前が………
違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う…
あああああああああああああああああああああ
俺はなんて、ああ、こんな、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!
違うんだ、これは俺じゃない」
僕は傍観する。
まさに地獄絵図。
かつてヒトだったものは、
【門の外にいる僕】一話
「アタシとトウシは友達」
「友達、とはなにをもって友達と呼べるんです?」
「トウシは棘があるよね」
「いきなりなんですね。」
「友達に線引きはないよ。アタシが友達だと思ったから友達。」
盗み聞きするつもりはなかった。
「トウシはアサヒが生きていると思う?」
「さぁ。出来る限りの現実を見るならば生存は絶望的でしょう。ですが、私は彼に生きていてほしいと願っています。」
「そうだね。アタシも。」
サ