東大生一人旅🇷🇴🇲🇩 人生初の寝台特急【ブカレスト〜キシナウ】
こんにちは。
前回はルーマニア観光を終えたため、今回は次なる観光地のモルドバへ移動。
移動方法はいくつかあったけど、せっかくの機械なので寝台特急で移動することに。
寝台特急のチケットの買い方
ブカレストからキシナウへの寝台特急のチケットは、最終的にはルーマニア鉄道の公式サイトから予約した。
最初は、12Goとかいう東南アジアのサイトを通じて予約したのだが、いつまで経ってもチケットが送信されないし、前日になって突如「予約ができませんでした」とか言っていきなり返品される始末。
東南アジアの方は知らないけど、ヨーロッパの旅行で12Goを利用するのは僕はお勧めしません。
なお、予約の際に1stクラスか2ndクラス、そして個室を選べる。1stクラスは2人部屋で、2ndクラスは4人部屋。
個室の値段は9000円くらいで、2ndクラスは4000円、1stクラスは4人部屋6000円くらいだったと記憶している。
僕は前述の都合で前日に予約をする羽目になったが、2ndクラス以外は売り切れていた。
1stクラス以上が希望の場合は早めの予約推奨。なお、予約はモルドバ鉄道の公式サイトからもできる模様。
ブカレスト北駅
寝台特急の出発駅は、ブカレスト北駅。
ブカレスト旧市街から歩いても行けるし、トラムでも行ける。
ブカレストのトラムはクレカ決済で結構簡単に乗れるのでありがたい。
一つ注意点があるとすれば、予約したチケットは出発の3時間前までに駅で受け取らなければならないということ。
駅のInternational Expressみたいな名前の窓口があるので、そこに行けばチケットを受け取れる。
駅には結構広めの待合室があるので、そこでゆっくりしながら電車到着の時間を待つこともできる。
僕は、チケットを少し早めに受け取って、残った時間で少し駅の周りを観光して時間を潰した。
出発
いよいよ19時頃に電車が到着。
見ての通り、駅は照明が少なくかなり薄暗い。思った以上に利用客が沢山いて、何だかこれから集団密航でもするかのような気分だった。
チケットを見せ、中に入る。
これが2ndクラスの車内なのだが、思った以上に狭い。
自分の身体一つがギリギリシートに収まる程度で、荷物の置き場に困る。
シーツや掛け布団などを設置するだけでも一苦労だ。
同部屋の3人はルーマニアかモルドバ国籍の一家だったようだが、全員良い人そうなのが救い。
僕は上のベッドだったけど、終始自分の荷物が下に落ちないか心配だった。
更に、上のベッドへ登る梯子もないので、結構強引に力づくで登らなければならない。
個人的には、選べるのならば下のベッドの方が少し過ごしやすいかなと思う。
ただ、ちゃんと足を伸ばして寝ることはできるので、夜行バスとかに比べたら全然快適。
インターネットは車内になく、やることがなかったので、とりあえず寝て体力を回復することに。
出国審査と入国審査
深夜2時頃、突然ドアを開けられ、叩き起こされる。
どうやらモルドバの国境付近で、出国審査と入国審査が行われるみたいだった。
パスポートを渡して質問に答えていくのだが、今までの国に比べて審査がやけに厳しかった。
モルドバに行く理由や、どこに宿泊するつもりか、モルドバの次はどこに行くのかなど結構詳らかに色々質問された。
更に、荷物も見せてほしいと言われたので、審査官にリュックを渡す。
すると、審査官は荷物の中に手を入れ、何個か取り出しながらかなり慎重に審査を進めていった。
恐らくだが、モルドバの情勢もあるだろうが、それ以上に僕がアジア人だったこと、そして観光客に見えなかったことが影響したのだと考える。
モルドバに行ってみたわかったことだが、モルドバでアジア人なんかまず見かけないし、観光してる人も殆どいない。
僕のような若造が、たった1人でモルドバを訪れようとしているのだから、スパイにでも疑われたのではないだろうか。
しかし、やましいことは一つもないので、しっかり審査官に協力して出国と入国のスタンプを押してもらう。
キシナウ到着
長い審査を終え、またしばらく眠りにつき、起きた時には朝の7時。
そしてまもなく、電車はキシナウ駅に到着した。
とりあえず駅のカフェで適当に朝ごはんを済ませる。
寝台特急、部屋はかなり窮屈だったけど寝心地はまずまずなので悪くなかった。
モルドバ駅を後にし、観光スタート。
次回はモルドバ、キシナウ編。