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コロナ禍によるビジネスパーソンの情報収集術

コロナ禍によるビジネスパーソンたちがどんな情報収集をしてるのかのメールインタビューを、小学館が運営するオウンドメディアの@DIMEから、いくつかの項目で受けましたので、ご紹介します。


Q.このコロナ影響下において、外出自粛があった中、ビジネスや業界に関する情報がいつもより入ってきにくくなっているといわれています。ご自身ではそのような感じはございますか? 感覚をお教えください。


逆に情報が入りやすくなったように感じています。

外出自粛で、共通認識としてオンラインでつながることが当たり前になりました。

コロナを理由に久しぶりの人と連絡を取るようになったり、これまであまりつながれなかった人とつながる機会が増えて、コロナ前よりも、逆に色んな情報が入ってくるようになりました。

また、普段はオンラインを使わない人達が、外出自粛でエネルギーを持て余してることもあって、この機会にネットで情報発信し始めています。

おかげで、貴重な情報が収集できるチャンスになっています。

特に、ここぞというときのメンタルコントロールが必要とされる一流のプロスポーツ選手の考え方について情報収集できるのは、ビジネスパーソンにとっても大変ありがたいです。



Q.外出自粛の中、仕事に必要な情報はどのように収集されていましたか? その方法を複数ございましたらできるだけ多くお教えください。

基本的には情報収集したい関連ジャンルの情報感度が高い人をフォローしたfacebookと、自分で登録したサイトの新着情報をまとめて見れるfeedlyというアプリを使っています。

あとは状況によって使い分けて、なにかあれば検索するようにしています。

なんでも細分化されている時代なので、状況に応じてGoogle検索以外の情報収集ツールを活用しています。

リアルタイムならtwitter
ビジネスならU-note
読書ならFlier
遊びならプレイライフ

といったようにです。

ジャンルごとに分類されてるService Safariも重宝しています。

またノイズレスサーチは、アマゾンやその他のよく検索に出てきてしまう邪魔なサイトを除外してGoogle検索ができるので、欲しい情報がヒットしやすく便利です。


Q.もしお仕事で、お客様に情報提供されている場合、その情報収集の方法についてもお教えください。
普段使いの情報収集ツールについて、意外と少ないなと思われるかもしれませんが、必要な情報を見極めて厳選しています。超情報時代と言われる今、やみくもに情報収集するとキリがありません。

だからこそ、受け身な情報収集ではなく、自ら最低限必要な情報が何かを決めた情報収集が大事です。

受け身的に情報収集してしまう人は、情報収集したその先に使うことをイメージせず、ただただ情報収集自体が目的になってしまっています。

そうではなく、基本的に情報収集は目的ではなく手段です。

その後のアクションにつなげることも意識して、その状況にあった情報収集ツールを使い分けるようにしています。


Q.情報収集の際に注意していることをいくつか教えてください。
1つ目は、100%正しい情報はないという前提で、当人にとってその情報がどれくらい信頼できるのかということです。

たとえば、好きなことを仕事にする方法があったとして、実現できる人とできない人で必ず分かれます。

実現できる人にとっては信頼できる情報、できなかった人にとっては信頼性の低い情報で、人や立場によってどちらにもなりえます。

信頼性の高い情報かどうかを見抜くよりも、いくつかの切り口で調べる最低限の情報収集をして信用できると思ったら、その情報をもとに次のアクションへつなげます。

そこで初めて信頼性の高い情報だったかどうかの答えが出るわけです。

そう考えると、情報収集よりも、集めた情報をどう活用するかの方が大事で、注意している2つ目は、必要以上に時間をかけすぎないよう、情報収集に1テーマ15分などの制限時間を設けることです。


Q.情報収集のポイントをまとめとしてお教えください。
情報の質は、ピンからきりまで幅広くあるのですが、質の高い情報を集め続けると、人生にも大きな変化が起こるようになります。

これを「情報の質が人生の質」と言っています。

「情報の質が人生の質」は悪い方にもあてはまって、受け身的な情報は他の人が決めて流してる情報なので、それに影響を受けて人生も流されがちです。

情報収集は流されたものではなく、自分から何が必要なのかを決めて取りにいき、活用すること。

自分のことがわかっていないと、どんな情報が必要なのかを決めることができません。

必要な情報を他の人に聞いてもわからないです。当人しかその答えを持っていません。

情報収集が上手になることで、自分のことがわかるようにもなります。

「できるだけ精度の高い自分のニーズに合う最低限の情報収集をして活用する。」

これが情報収集のポイントです。


インタビュイーのプロフィール
イギリス在住フリーランス、情報収集術トレーナー。

難病のベーチェット病、片目と片耳が障害持ちで、疲れやストレスをためれないことから、情報収集力で、毎日4時間、好きな時に好きな場所で、好きな人と好きなことを仕事にする「好き4ライフ」を体系化して、その普及活動をしています。

ハンディキャップを持っていても幸せに生きるロールモデルを目指して奮闘中。

公式ブログ
http://only1.blog.jp/

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