写真を彩るレタリングGIVER
SHEメイトフェス第2部でとっても素敵なレタリングを披露してくださったMakiさん。
レタリングに対する想いと、SHEメイトフェスで自分の”得意”をGIVEしてみた感想をお聞きしました。
■プロフィール
アメリカ留学中に街中に溢れるレタリングの世界に惹かれ、現在は本業の合間を縫って、デジタルと手書きのレタリングアーティストとして活動中。
本業は海運業界で、将来はボーダレスに生きるのが目標。
■キャリアに悩みレタリングを始める
Makiさんがレタリングを始めたきっかけは、新卒で入社した会社での仕事が自分が思っていたイメージと違い、これから自分はどういうキャリアを築きたいんだろう?と考えたことだった。
「海運業界に入ったのでいろんな国の人と話していろんな人とつながっていきたいと思っていたんですけど、新卒で入った部署が経理部で。新卒の女性は全員経理ってことを後から知って、私の能力で経理ってわけじゃなくて、女性だから経理ってこと?って落ち込んじゃって。これからどういうキャリアをって思った時に、自分で何かを作って直接人に渡して喜んでもらえるのが自分は好きだなと思って。会社を急に辞めるとかはできなかったし、先輩も良い人が多かったので続けつつ、自分のワクワクすることは別でやっていきたいなぁって。」
■レタリングを通して言葉を届けたい
昔からモチベーションが上がる言葉を見るのが好きだったというMakiさん。
自分の気分が上がる言葉を見つけては、その画像を携帯の待ち受けにしたり、壁に貼って、自分を鼓舞していたそう。
また、音楽からもインスピレーションを受け、気に入った歌詞はノートに書き留めたりするなど、昔から”言葉”とは縁が深かった。
「レタリングアーティストっていろんな方がいて、書くのは”パイナップル”とか単純な言葉なんですけど、書き方がすごく綺麗という人もいっぱいいて。内容というか書き方がめちゃくちゃ美しい。私は書き方が美しいというよりかは、言葉を届けたいなっていうのがコンセプトです。」
■文字もデザインできる。だから楽しい。
言葉を届ける手法はいろいろある。だが、言葉を視覚的にデザインする「レタリング」が持つ可能性は計り知れない。
”強い気持ち”を表現したい時、言葉だけでなく、文字を書くブラシを力強いものに変えてみる。
”ポップな感じ”を出したい時、少し文字のバランスを崩して、明るい文字色にしてみる。
同じ言葉でもデザイン次第で雰囲気が変わり、伝わり方が変わり、だから楽しい。
「レタリングの書き方は独学でやってます。自分の気持ちでこういうブラシ使った方が雰囲気が合うかなと思ってデザインしてます。」
■SHEメイトフェスの裏側に迫る!
SHEメイトフェスをご覧になった方なら記憶に新しい、とってもキュートな息子さんの写真に「You are my sonshine!」と書くことを提案したMakiさん。
sunshineを息子のsonと掛けてsonshineとするユーモアさがとても印象的だった。
上記をはじめ、SHEメイトフェス中に気になった3つのことをご本人に直接聞いてみました!
◎sonshineはどういった発想で生まれたんですか?
「写真からお子さんの力みたいなのを感じて良い言葉はないかなと思って調べたときに、sonとsunって一緒じゃない?と思って。実際にsonshineって使っているネイティブの人もいるんだって知ってそんなに変じゃないんだと思って。自分で考えた言葉が合ってなかったら渡す人も悲しいかなと思うので、自分でちゃんと合ってるか調べています。」
◎他のシーメイトさんからストーリーを聞くという発想はどこから?
「コロナの影響でオンライン開催になることが決まった時にサポーターのいっぽさんに相談して。ただ自分がレタリングライブを見せるだけじゃなくて、みんなから写真とストーリーを提供してもらって、その人にその言葉をあげるっていうgiveはどう?と。オア明奈さんのライフログ講座みたいにシーメイトさんのストーリーをみんなが聞いて共感できる場所にもできたらとアドバイスをくれました。」
◎写真に合う言葉はどのように考えたんですか?
「くんちゃんさんの場合、なんでこの写真にしたんですか?って聞いた時に、一人旅をした時の想いみたいなものがシーライクスを選んだ理由だったり、これから頑張る自分のルーツにつながってるんじゃないかなと思って。その話を聞いて、これから自分で未来を作っていく強い女性ということが残せて、モチベーションがあがる言葉だといいなと思って調べたりしていました。」
■GIVEしてみたら勇気をもらえた
普段は他の人に言葉を届けるより、自分の今感じている気持ちをレタリングで表現することが多いMakiさん。
今回シーメイトさんにレタリングをGIVEしてみての感想を伺った。
「すごく緊張しました。自分にとってレタリングはずっと練習してきたことだからサラって書いてたけど、それを見てみんなが楽しい時間になるのかな?って思ったんですけど。実際にやってみて後からコメント見たら意外にみんな楽しんでくれてて嬉しくて! 逆に自分が勇気をもらえた感じがしました。」
最後に今後の展望を聞くと、
「これからレタリングでいろいろお仕事とかもらえるようになれたら嬉しいです!」
と笑顔で答えてくださったMakiさん。
これからの活躍に目が離せません!
<<Makiさんのレタリング作品はこちらから。>>
◇編集後記◇
他の人の前で披露するからには「それなりに価値を感じてもらわないと!」と変にプレッシャーを感じる時ってありますよね。
でも、このレベルでできることって言っていいのかな?ってモヤモヤするより、とにかく誰かにGIVEしてみる。
自分が好きなこと、心が赴くままにやりたいことをコツコツやっているうちに、自然と”できること”になっているんだなと、Makiさんのインタビューを通して感じました。
急な取材にも対応してくださり、本当にありがとうございました!
◇デザイン協力◇
このnoteのとっても素敵なサムネイルを作ってくれた森ちゃんに感謝です! Twitter: @kodawork
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