"人生"を描いてみた
作品
きっかけ
今回描いた作品のタイトルは人生。きっかけはブルーピリオド14巻の村井八雲の言葉である。以下は主人公の矢口八虎が、八雲よりも恵まれた環境で育ったことに気づき、八雲を無意識に傷つけてきたのではないかと悔いるシーンでの八雲の返答である。
この言葉を読んだ私はまず「かっこいい!」と思ったのだけど、その後じわじわと「ん?スペックも才能ってことは何が才能なの?」と、訳がわからなくなってきた。
「才能」を新明解国語辞典で引くと「物事を理解して処理する、頭の働きと能力」と書かれている。八雲の言葉はもちろん辞書的な意味ではない。ではこの"スペック"は何を含んでいるのか、"スペック"が異なるとどんな違いがあるのだろうか。描きながら考えてみた。
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