音楽よもや話 〜レコード青春時代編その7〜(Rare Grooveと生バンド)
色々とレコード屋にまつわる話をしてきたが、あくまで自分は楽器人(ベーシスト )である。
レコード屋で働きつつも、当時の野望はミュージシャンとして一旗あげる事であった。
しかし、いわゆるバンドマンがたむろするライブハウスには出入りする事なく、かつレコードに重きを置いたクラブイベントにどっぷりだった私はミュージシャンよりDJやレコードコレクターの知人の仲間の方が増えていった。
もろちん好きな事を追求したうえで、仲良くしてもらったDJやレコードコレクターの人たちには感謝やリスペクトの気持ちでいっぱいである。
しかしバンドやライブする仲間を見つけなければいけないと思った私は気の合うミュージシャンと積極的にセッションしようと思った。
自分と同じようにレアグルーヴやファンクを中心とした音楽が好きな人が集まる格好のセッションイベントを見つけた。
Mountain Mocha Kilimanjaroという、日本を代表するFUNKバンドか主催のセッションイベントであった。渋谷のThe Roomという箱で定期的な開催されており積極的にそこに顔を出し名前を覚えてもらった。
DJもダンサーもいる最高なイベントであった。
バンドだけでは終わらせないFUNK系のパーティーとして最もカッコいい形がある事をそこで知った。
渋谷のThe Roomでは基本的にDJイベントが中心なのだが、このイベント以外にもバンドのセッションイベントいくつかあり、色々と顔をだした。
アフロビートと言われるナイジェリアのFUNKのスタイルの音楽セッションもあった。
▽セッションのイメージ
FUNKもアフロビートもそうだが、DANCE MUSICにおけるセッションはワングルーヴで回すものが多い。そこでのトランス感はとてつもないパワーとエネルギーを感じる。
こうして、色々なセッションイベントに行くと、界隈の定番の曲なども覚えていく。
セッションイベントだけではなく、イベントで仲良くなった人達とセッションライブを開催する時、そういったレパートリーから曲を演奏する事も多い。
通常のミュージシャンのために行われる音楽セッションと違うのはDJやダンサーのテンションも上げる事を意識される事だ。
またRare GrooveやFunk,Afrobeat等は90,sのHipHopのサンプリングソースに使われる事も多く、その流れからラッパーとセッションする事もあった。
ここから今自分が仲良くしてもらってるバンド界隈と繋がってくる話はまだ少し先だが、こういったところから自分のストーリーは広がっていったし、今でもこういった空間は大切しにいきたいと思っている。
シンプルにRare GrooveやFunk,Afrobeatなどは本当にカッコいい音楽だと思うし、いつまでも演奏し続ける人がいてほしい。
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