本日、note主催のオンラインイベント👇を視聴し、実際に量子コンピュータ関係で使ってみた感想的な記事です。
noteのイベントは、ChatGPTの仕組みや使いこなしのノウハウがとてもよく理解でき、素晴らしいイベントでした。
使い方のポイントとして、
を意識せよ、とのこと。
ChatGPTは、ある単語に続く確率の高い言葉を繋げて文章にするAIで、出てくる言葉の探索範囲を制限することが重要なのだとか。
ということで、早速、イベントで得た知識を活用して、「量子コンピュータの社会的価値」をChatGPTに説明してもらうことにしました。
今回試したのは👇の3つのシチュエーションです。
量子コンピュータの研究者として、量子力学を知らない大人に説明する
量子コンピュータの研究者として、10歳の子どもに説明する
小学校の先生として、10歳の子どもに説明する
また、出力方法としては、
と指定しました。
結果(以下参照)を見てみると、ChatGPTに指定する役割で、大きく説明のわかりやすさが変わることを実感しました。
ChatGPTに対する見方が少し変わった気がします。
なお、入出力の言語を英語にした方が遥かに精度がよくなるとのことで、英語で入出力した上で、結果を日本語訳に変換しています。
結果1:量子コンピュータの研究者として、量子力学を知らない大人に説明する
普通にすごいです。
2段落目の事例と3段落目の事例がもっと関連しているとよりよかったかなと思います。
指示が甘かったかもしれません。
結果2:量子コンピュータ研究者として、10歳の子どもに説明する
10歳には難しいような気がします😅
が、こころなしか、1と比較すると柔らかい表現になっている感じです。
「社会的、経済的、環境的」というのは内閣府「量子未来社会ビジョン」でもおなじみですね。
「世界に対する理解を深める」という表現、良いですね。
圧倒的な計算能力で世界のあらゆることが計算可能になり、それによって理解を深めるということなのか、はたまた、この世界を支配する量子力学という法則を受け入れるということなのか、想像が膨らみます。
結果3:小学校の先生として、10歳の子どもに説明する
さすがは小学校の先生といったところでしょうか。
非常にわかりやすくなっていますね。(ただ、量子系とかデリバティブとか、さすがに難しい気もしますね。)
役割を変えたら説明ぶりも変化するのは非常に面白いです。
「!」でテンションが上っていたり、最後の段落では問いかけから始まったり、先生っぽい工夫も見られます。
量子コンピュータの仕組みも、0と1じゃなくて、「オン」と「オフ」だったり、子どもへの配慮が非常によく出ています。