個人開発無職から統合型SaaSのエンジニアになって8ヶ月で感じた事
こんばんは。
個人でただただ楽しく10年超プログラミングをしてきて、不動産系のSaasの開発に携わる事になり、感じたこと、課題を個人・会社の両視点から書き連ねていこうと思います。
noteにあげるのは初めての記事なので、簡単に自己紹介を交えていきます。
・11歳~ VBAで初めてのプログラミングを始める
・13歳~ wordpressで初めてphpに触れる
・15歳~ Androidアプリ開発・Unityに夢中
・18歳~ 金になるプログラミングを考えた挙句、pythonでシストレに熱狂
・20歳~ 職業的な需要に合わせて、Rails、CakePHP、Laravel、web開発にシフト
・23歳 不動産系SaaSに中途エンジニアとして入社
普段はQiitaで日記のような記事を書いているので、よろしければQiitaのフォローお願いします。
では、統合型SaaSの開発・保守運用で感じている課題を書き連ねていきます。
・サービスの切り分けが出来ていない
統合型のサービスにありがちな事かもしれませんが、マイクロサービスという声はすごく聞こえてくるのですが、新しい機能実装だったりを既存サービスに重ねていくうちにハウルの動く城になりつつあり、ただクライアントからの要望の対応と、直近でバリューが出ない上に、対応コストが尋常じゃないマイクロサービス化を天秤に掛けた時に、後回しにされ、その間も城が豪華になっていく...
・モダン技術の導入ハードルが高い
業界的な問題かと思いますが、ターゲットとしているユーザー層がSaaSとしては比較的年齢層が高めなので、フロント的にもデザイン的にも変えにくいため、結局モダンな技術を試せるのは社内向けの開発だったり、一部の新規開発のみだったりする。
・当初開発していた人が既に退職している
至る箇所・至る機能で何故ここでこういう実装をしたのか、確認するためにGitのヒストリーを確認すると既に退職している人の名前がずらずらと・・・
その上ドキュメントが整備されていないので、該当箇所の実装経緯は迷宮入りする。
・新卒エンジニアが多く、知識が偏る
これは弊社の特徴かもしれませんが、採用の新卒率が9割を超えているため自社のサービスしか知らないエンジニアが、更に新卒教育をしていくため、エンジニアの知識の自社サービスへと偏り、スペシャリストでもジェネラリストでもないエンジニアを量産することが現状維持の波を強める。
また、未経験からエンジニアになるため、1、2年目に仕事に追われ、インプットやアウトプットの機会を作れず、気づいたら自社のサービス専用エンジニアになってしまう。
デメリットばかりあげてきましたが、逆にメリットと感じる点も挙げていきます。
・役割分担が明確でないため、上流から下流工程まで一通りを経験できる
エンジニアのキャリアとして、上流工程から下流工程、保守運用までを一通り経験できる事は、かなりのメリットだと思います。
また実装面でも、フロントサイドとサーバーサイドでエンジニアを切り分けていないため、基本的に1つの箇所に対しての機能追加・修正は一人のエンジニアが進める事になるため、フルスタックを目指す人には絶好の環境だと思います。
・蓄積されたデータが豊富
システム自体の歴は長いため、既に溜められたデータが豊富で、更にデータの分析を進めている人はほぼ居ないので、分析のテストとして試せる環境は多いです。
ただ分析を前提としたデータ構造になっていないため、欠如しているデータの補完や、整形には時間が掛かります。
まだまだ挙げたらキリがありませんが、自分の技術・知識・行動力を試す場としては今の会社は気に入っています。
これからはQiitaに実装面、実際のコーディング的な部分、noteに概念的な記事を上げていこうと思いますので、是非フォローお願いいたします。
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