【Malifaux】 Gaining Ground Season3
本日、M3EのGG3が発表されました!
ご存じの通り、Gaining GroundはWyrdが毎年発表している追加ルールであり、コアルールと比べてより競技的なゲームが楽しめるようになっています。
とくに、毎回更新されるScheam & Strategyは新鮮な楽しみ方をプレイヤーに与えてくれていますね。
今回はルール面での変更はありませんが、相変わらずサモンされたモデルは通常の制限(サモンされたターンは味方のS&Sの対象にとれず、インタラクトアクションもできない)に加え、サモンされたターン以降もストラテジーマーカーへのインタラクトアクションができなくなっています。何故かコアルールには記載されていないGGだけの追加ルールなので、プレイヤー間で取り決めは確認した方がいいかもしれないですね。
それでは、新規S&Sを中心に見ていこうと思います。なお、詳細な部分は説明省きますので、各々ご確認くださいませ。
Strategy
ストラテジーは今回すべて新規なので、ひとつひとつご紹介します。
Cursed Objects
ゲーム開始時に敵モデルにCurseトークンを乗せ、トークンを持ったモデルをキルするとVP獲得。細かいルールとしては、トークンを持ったモデルは1"以内の敵モデルにインタラクトアクションでトークンを渡すことができたり、複数個トークンが乗ったモデルをキルすると、余ったトークンは最も近いフレンドリーモデルに移ったりします。
第一印象はコアルールのReckoningにPlant Explosivesのエッセンスを加えたリメイクのように見えますが、トークンを敵モデルに移し替えたりできたりと戦略性は上がっているように見えます。
ちょっと気になるのは、サモンされたモデルにもCurseトークンが乗ってしまうので、基本的にはサモンマスター不利なストラテジーと言えるかもしれません。
相手をキルすることが肯定されるストラテジーなので、今回のデッドリー枠と言っていいのかなと思います。
Guard the stash
センターライン上に3つのストラテジーマーカーを置きます。それぞれのマーカー周囲2インチ以内に最も多くモデルを置いているプレイヤーがそのストラテジーマーカーをコントロールしているとみなし、より多くのストラテジーマーカーをコントロールしていればVP獲得。
(間違ってたよ!)センターライン上に2つ、盤面を四等分し、それぞれの中心に1つづつストラテジーマーカーを置きます。それぞれのマーカー周囲2インチ以内に最も多くモデルを置いているプレイヤーがそのストラテジーマーカーをコントロールしているとみなし、より多くのストラテジーマーカーをコントロールしていればVP獲得。ただし、自陣に完全に入っているストラテジーマーカーは勘定しない。
M2EのGG2にあったストラテジーの復刻版ですが、以前は各マーカー周囲にモデルを置いていれば両プレイヤーともに得点できたのに対し、今回は相手を排除するなり、自モデルをたくさん送り込む必要が出てきたりと考えることが増えています。
センターライン上のマーカーの取り合いという意味ではGG2のBreak the lineに近いかもしれませんが、足を止めての殴り合いになる可能性が高く前述のCursed Objectsに次ぐデッドリーストラテジーかもしれません。
一方で、アクティベーション後のマーカー近くの敵モデルを移動させるのが定石となるでしょうから、妨害系のクルーの出番もありそうで様々なクルーで戦略を楽しめそうです。ScatterやDeadly pursuitが輝きそう。
また、数が多い方が単純に有利なので、サモンマスターも活躍しやすいかも。
Carve a Path
お互いに2個ずつ自陣テーブル側にストラテジーマーカーを配置し、インタラクトアクションを行うと6”(敵ストラテジーマーカーだと4”)プッシュできる。ターン終了時にストラテジーマーカーが完全に敵側テーブルに入っていれば1点、デプロイメントゾーンに入っていれば2点換算し、この点数がStrategyからの獲得したVP以上であれば1VP獲得。
スプラトゥーンのガチヤグラやOWのペイロードのようなストラテジー。Break the lineの自陣から始まる版とも言えるかも。自分のストラテジーマーカー2個を相手陣地に押し込むだけでも最低4インタラクトアクションが必要なので、少人数クルーだと対応が難しいかも。Don’t mind meがあれば盤面中央の混戦でも押し込めるのでColleteで遊びたいストラテジーかな。
こちらもGuard the stash同様、戦場が固定化されやすいストラテジーだと思うので、ブラストやショックウェーブが強力なクルーを持って行くと相手は嫌がってくれそう。
あるいは、お互いが全く妨害しないと両プレイヤーともにストラテジー満点取れてしまったりと、遊ぶ人や使うクルーで展開が大きく変わりそうですね。
Covert Operation
センターライン上に4つのストラテジーマーカーを置き、それぞれクレームできているマーカーの数がこれまでストラテジーから得たVP以上であれば1VP。クレームの方法は、ゲーム開始時に持たされたクレームトークンを持ったモデルをターン開始時に3体迄秘密裏に選び、ターン終了時そいつらのうちエンゲージされずにストラテジーマーカーの2"以内にとどまることができたモデルからトークンを取り除くことで達成。文字にすると訳わからん。
変形のCorrupted Lay Lineかな。こちらも盤面中央が戦場になりそうだけど、トークンの受け渡し方法が無いからサモンモデルはVP獲得には寄与できない。その分機動力が必要ないからバブルクルーでも対応できるようになっている印象。
とりあえずこのストラテジーが選択された場合、毎ターン確実にモデルを選択するよう覚えておかないとゲーム展開に大きく影響しそう。アプリでゲーム管理している人は別途メモ帳用意した方がいいかも。
こちらもGuard the stash同様、アクティベート終了しておりストラテジーマーカー近くの近くにいるモデルを動かすのが強そう。さすがに序盤はすべてのモデルを動かすのは難しそうだけど、後半トークンの数が減ってきたら読みあいも出てくるのかな?今回のストラテジーの中では一番地味な印象なんだけど、実際にプレイしてみたら感想変わりそうなので早く試してみたいですね。
Scheme
まずは微妙に修正されたやつらをご紹介しましょう。なお、Breakthroughに関しては*マークがついているものの変更は無い模様。紛らわしい。
Vendetta / Hidden Martyrs / Catch and Release
どちらもリプレイスまわりの修正が入っている。VendettaはGG2で選択した味方モデルがリプレイスしていた場合、開示時の得点ができなかったが、今回の修正で高いコストのモデルにリプレイスされていなければ得点可能になった。具体的にはアボミネーションやガーミンの合体などはダメだけど、Demiseで弱いモデルになる分にはOKとなったのかな。
Catch and ReleaseとHidden Martyrsに関してはこれまで制限はこれまでなかったが、Vendettaと同じように高いコストのモデルにリプレイスされている場合は得点不可になっていますね。
Sabotage
選択できるテレインが敵デプロイメントゾーンの3”以内から、センターラインから4”以上離れた敵陣側であればよくなった。デプロイメントゾーンはコーナーだとかなり遠くなってしまっていたので、単純にVP獲得しやすくなっており他のスキームとのバランスがよくなったかな。Breakthroughとの差別化という意味でも良調整かと。
Load 'Em Up
ここからは新スキーム。
ゲーム開始時に選んだ種類のマーカーが敵陣に6個以上あれば1VP(それぞれは1”以上離れてなければダメ)。ゲーム終了時にリーダーの周りに3個以上あれば1VP.
マーカーを駆使するマスター専用だけど、1”離さないといけないというのが結構厳しそう。マーカーを出すだけならできるけど、盤面に影響を与えなさそうなところにも置かなくちゃいけないだろうから、3ターン目達成狙うと無駄行動が結構出ちゃうような印象です。
終了時の条件は、個人的な解釈としてはどちらかのリーダー一体の周りにマーカーを集める必要があるように読めるんだけど、フォーラムだと敵味方のリーダー合わせて3個以上あればOKと解釈していてモヤる。達成難易度的には敵味方合わせてじゃないと難しすぎる気がするけど、どうなんだろ。
Public Demonstration
こいつもM2Eからのリメイク組。ゲーム開始時に3体まで以上、コスト7以下のモデルをコスト合計18以下になるよう3体まで選択しておく。ターン終了時に選択したモデルのうち2体が敵マスターまたはヘンチマンの3インチ以内にいれば1VP。ゲーム終了時に選択したモデルのうち1体が敵マスターまたはヘンチマンの1"以内にいれば1VP。
Catch and releaseの複数体版だけど、3体以上選択すれば万が一1体やられてしまっても保険が効くので、小心者の私はこちらを選んじゃいそうです。終了時の獲得条件も緩く、どのキーワードでも選択できるスキームだろうなと考えています。
Set the Trap
名前は変わっているけど、多分M2EのInescapable Trapのリメイク。ターン終了時に味方スキームマーカーを何個でも選び、選んだマーカーの2"以内に3体以上の敵モデルがいれば1VP。ゲーム終了時にヘルスが半分以下の敵マスターかヘンチマンの2"以内に味方スキームマーカーを置けていれば1VP。
タイトルマスターの追加によりスキームマーカーを設置して悪さをするマスターが増えているので、結構見ることになりそうなスキームかな。遠距離にスキームマーカーを設置する能力さえあれば誰でも取れるし、GG3の中では得点しやすそうですね。
In Your Face
スーパー脳筋スキームの登場です。ターン終了時に、そのターンいずれかのリーダーの3インチ以内でコスト8以上の敵モデルをキルしていれば1VP。ゲーム終了時に、雇用時にマスター以外で最もコストの高いモデルが敵デプロイメントゾーンにいれば1VP。
ネキマを始めとした格闘マスター御用達になりそう。何故か得点するのがターン終了時なので、3"以内でキルしたことが分かるようにしなければならないため、盤面次第では得点取れたかどうかでもめそう。キルしたとき公開にすればいいのになと思ったり。
終了時条件は雇用時に最も高いコストのモデルなので、できればコスト9のモデル2体とかにできると保険掛けられてよいかも。
Secret Meetup
最後はいつものロマン枠。ゲーム開始時に味方のマスター以外のモデル一体と、敵のマスター以外のモデル、更にデプロイメントゾーンから3インチ以上離れたテレインを選択しておく。ターン終了時に選んだモデルとテレインがすべて3"以内にいれば1VP。ゲーム終了時に選んだテレインにベースコンタクトでスキームマーカー二つあれば1VP.
終了時条件の緩さに対し、開示条件があまりにも厳しい。そもそもGG3だと3/4のStrategyで敵陣に行く必要性が薄く、敵モデルが自陣デプロイメントゾーン近くまで来てくれるかは怪しい。しかも敵モデル一体しか選べないし、そこまで読み切るのはなかなか難しいかと。↑テレインはデプロイメントゾーンの3インチ以内と勘違いしてました。センターライン近くに大きなテレインがあって、相手が前線に出てくるタイプなら難易度下がるかも?
それでも、秘密会合というフレーバー性と難易度の高さには魅力があるので、一度は達成してみたいですね。
まとめ
以上、Gaining Ground Season3を見た感想でした。みなさんの感想とか聞かせてもらえると嬉しいです。それではまた。
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