Power Pointに思うこと。
1ヶ月程前から訳あってというか、noteで書いたように、30代のBiographyを書きまとめようと、前段階の手帳のメモなどを元にパワポでクラスタ分析をしている。20代の中頃、サラリーマンをしていた時に、事務所のPCにソフトが入っていて、独学で覚えたのがパワポとの最初の出会い。アニメーションなども駆使して使い込めるようになったが、会社の報告会ではExcelの資料中心で、営業所から本社のデスクワーク時代に移っても、パワポを使う機会がなく、そのまま、サラリーマン生活では無縁のツールになっていた。
また長い時を経て、最近初心者として使用し始めたパワポは、手触りとしてそんなに難しく感じなかった。視覚効果というウェイトをセンスよく置く(頭の中でも構築する)作業は、ただ時系列に文章をWordなどに書いていくより、自分の理解が深まるし、頭の中が明確になる。この1ヶ月はその面白さ、利便さに興じて多々シートを毎日コツコツと作成していった。
クラスタ分析とは、視覚上、構造上、枝分かれに分類化、細分化する特徴の手法だが、この作業の始めこそ、その体で進めていたが、そればかりでは分析がままならないようになっていった。そこで楕円形や矢印などを少し変則的にだが、そのサイズや色、透明度などの調節によって、各要素の濃淡、重要性に差をつけるような分析手法を思いつき、そのやり方を突き詰めるかのように、最近は作業を進めるようになった。そうしてみると、やはり自分が思っていた通り、頭の中の可視化が生き生きとしてくる。プレゼン資料としては、微に入り細に入りで、難解な何かの設計図みたいなものなので、あまり適さないが、飽くまでも、自身の資料としては、ほぼ明日くらいで最終調整をして完成予定なのだが、よくできた、これからこれを元に文章を書き起こすためには最良のツールを手にすることが出来そうだ。
あと、昨日思ったのだが、自分のこの分析資料には、Coreというものを認識しているが、パワポのデザインに於いては視覚的に「中心」というものがない。少し、その理由についても考えてみたが、答えは「総体」が飽くまで完成形であり、PCで言えば、中心はCPUのような気もするが、ハードディスク、マザーボード、DRAM、ひいてはヒートシンクetc.その重要性の相対的な濃淡とボリューム調整の「総体」が最重要ということに帰着した。PCの世界だったらどれを欠いても、バグや不具合、初期不良などという製品になってしまう。中心があると、確かに、分かりやすいとは思うが、敢えて中心を描かないのも、ひとつの独自の手法としては、自己満足のきらいもあるが、あり、と認識している。
ともあれ、このクラスタ分析から始めたパワポの作業はいい経験になった。また、しばらくパワポを触らない生活になるかも知れないが、この作業で思考したことは、今後の血肉にはなったと思う。そろそろコーヒーを淹れて、またこの分析の最終調整作業へ戻ろうと思う。