寒いと暑い
9月に入ってたから一気に季節が進んで嘘のように涼しくなった。
これくらいの気温がちょうど良い。
エアコンも扇風機も止めて過ごせるのは何日ぶりだろう…などと秋を満喫していたが、これくらいの気温になると父は「寒い」と言ってガスヒーターをつけてしまう。
そうすると私はもう暑くて汗をかいて不快になる。
自分の部屋だけガスヒーターをつけてるのでまだいいのだが、ドアは何度言っても閉めてくれないため温風が家中を回る廻る。私にとっては家中が暑い。
父は糖尿病なので、体温調整が難しいらしい。
病気なので仕方ないのだろうけど、更年期のおデブ(私)にはこの気温でガスヒーターはかなり厳しい。
そういえば父は7月終わりくらいまでガスヒーターをつけてた。
そして9月になってすぐガスヒーター。
父は元々暑がりで寒がりな人で、昨日までエアコンをつけてたと思ったら今日はストーブをつけてる、ということは昔からあった。
ちょっとでも自分の適温じゃないと許せないのだろう。
我慢をしない人なのだ。
ずっとそうやって生きてきて、またそれが許されてきた人なのだ。
それで私が「ヒーターつけるなら部屋のドアを閉めてよ」などと言うと外で「俺は娘に怒られてヒーターも好きに使えないんだ」などと吹聴してまわるので始末が悪い。
相手が悪いように思わせる、これサイコパスの特徴です。覚えておくように。
夫が極度の暑がりで夏は16℃設定、妻は極度の冷え性、なんて話はよく聞くが、それもツラいんだろうなと思う。
ただ、夫婦なら愛があれば乗り越えられるのかもしれない。
暑いのと寒いの、どっちが好きとか得意とか人によって違うけど、寒いならまずは一枚セーターでも着てよ…と暑がりな私は思いつつ、扇風機をポチっとつける。