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夜空のひこうき雲(14)

職業柄、児童福祉法、子どもの権利条約、子ども家庭福祉施策などに折に触れて学ぶ機会が増えている

大体が「最悪の事態にならないために」「昨年の18歳未満の自殺者数は過去最大で・・」って必ず講義内でその言葉が出てくる。それを防ぐための法律であり、施策だって

自殺=大問題もしくは最悪なこと

という認識で講義を受けるんだけど、そうなると君の選択は大問題でとっても最悪なことでそれを選択した君は最悪の人になってしまう。
君の選択を真正面から受け容れたい私にとっては講義の内容を否定したくなる。
とても難しい問題だというのは分かっているし、君がいないことはとても悲しいし、寂しい、でも、それは私の感情であって、君の感情ではないんだ。
現実問題、もう君はいなくて、この現実で生きている私はそれを受け容れるしかないし、受け容れるんだったら前向きに受け容れたい。

死ってそんなに悪いことなの?
生きていればいつかは死ぬよ
誰にも迷惑をかけず、悲しませる人は最小限で、高笑いできる人生のまま終わらせたいって希望通りの終わり方をした君は
本当の願いを最後の最後に叶えられたんだとそう信じている。

私の子育てのやり方や、生きていた時の君への接し方については反省も失敗も学びを深めていく中で痛感しているよ。
君に会えるんだったら、本当に謝りたい。許されないのは分かっているけど、謝りたい。

色んな死に方があって、色んな生き方がある。

満足のいく瞬間があれば幸せなんじゃないかな。その「幸せ」をたくさん積みかせねていけるような生き方になれるような法律や施策がたくさんあればいいんじゃないかな。
君はどう思うかな

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