
心臓発作直前?のアメリカで起こる未来
アメリカのトランプ大統領は、1月20日の就任日、DOGE=政府効率化省の
設置を命じる大統領令に署名しました。
DOGEの目標は、連邦政府予算の約3分の1にあたる
2兆ドル(約313兆円)もの歳出削減を目標にかかげています。
令和7年度の日本の国家予算が115兆円ですので、約3倍です。
イーロン・マスク氏(DOGE=政府効率化省)がなぜ国家予算の削減を急いでいるのか?
について解説します。
アメリカ政府に迫る”財政破綻危機”
2024年1月に、アメリカの債務残高は34兆ドル(5100兆円)を突破しました。
ブルームバーグの分析によると、米国債の年間利払い額は推定で1兆ドル(150兆5200億円)を超え、増加しつづけています。

1年の利払いだけで、1兆ドル(150兆円)は、アメリカが払える借金の限度を現実として超えているのではないか?
こうした見方が広がり、世界中でアメリカのドルを外貨準備から減らす国が増加しています。
「近いうちにアメリカで債務危機が起こるのではないか?」
こうした不安が、多くの専門家からも語られています。
世界最大のヘッジファンド創設者のレイ・ダリオ氏は3年以内にアメリカ経済は心臓発作を起こす可能性があることを指摘しています。

イーロン・マスク氏の財政改革
アメリカ債務危機問題に、正面から答えているのがイーロン・マスク氏が率いるDOGEの債務削減計画です。
イーロン・マスク氏は、「私たちがこれをやらなければアメリカは破産します」と危機感を表明しています。
連邦政府の職員200万人に業務の成果報告を求めたメールを送信し、
すでに職員7万人の退職が行われましたが、混乱の中で改革はまだ始まったばかりです。
心臓発作になる前に、緊急の外科手術をイーロン・マスク氏は成功させることができるのか?
もし、失敗すれば、アメリカの未来は、、、想像するだけで恐ろしいことになりそうです。