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青野君に触りたいから死にたい #推しのホラーマンガ
「怖い漫画を読みたい」という人がいたら、お勧めします。
何を怖いと思うかは、人それぞれ違います。
ですが、多くの人が怖いと思うものは、最大公約数でいうと『なんだかわからないもの』だと思うのです。
人間にとって、未知というのは本能的に恐怖と隣り合わせだからでしょうか。
青野君に触りたいから死にたいは、解像度の高い日常的な世界の中に『なんだかわからないもの』が紛れ込んできます。
タイトルの通り、その大元のきっかけは青野君の死です。
ストーリーは、主人公の優里ちゃんの視点がメインになります。
彼女が『なんだかわからないもの』側に取り込まれている間は、友人に視点が移ります。
優里ちゃんは、冒頭からちょっとボケたキャラクターなのですが、芯の部分ではしっかりしていて、真っ当な感覚の持ち主です。
だからこそ、『なんだかわからないもの』に対しての読者の視点が定まります。
そして、恐怖を追体験することになるのです。
生きていると、恐怖だったり不安だったり『なんだかわからないもの』にからめとられてしまうことはよくあります。
それらに耐性を付ける効果が、ホラーにはあると思います。