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2024大統領選総括
日本もアメリカも、投票率が高くなれば、リベラル政党(アメリカであれば民主党)の勝率が高くなることは歴史が証明している。
ところが、今回の大統領選の結果は、共和党候補のトランプ大統領の勝利で終わった。しかも、カマラ・ハリス候補陣営が、票の再集計を求めないくらい、当初予測とは違う形で圧勝劇となった。
特に民主党陣営が期待をしていたヒスパニック系の投票で、異例とも言える結果をもたらした。
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これは11月7日時点での集計だが、移民問題と国内経済問題が今回の焦点だったと言えるだろう。つまり、国境の壁建設でオバマ元大統領時代から続く移民問題の解決を図ろうとしたトランプ大統領の移民対策は、バイデン政権になり移民への保護政策に切り替わったことで、アメリカ国内の分断の一つのきっかけになったことが分かる。アメリカ国民は、BLM運動、LGBT問題、移民政策の緩和と移民保護政策に嫌気がさしていたのだ。
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同じくBBCのデータによれば、より顕著に民主党政権の政策から転換したいという意識の表れが見て取れる。
データは誠に正直であり残酷でもあるが、バイデン大統領が行ってきたウクライナーロシア戦争や中東問題への介入により、国内経済政策が疎かになったことのまずさと、副大統領であるにも関わらずアメリカ南部の不法移民問題の放置どころかその移民への過度な保護政策をとってきたカマラ・ハリス副大統領への反発が見て取れる。前回の拙稿でも取り上げた『MAKE AMERICA GREAT AGAIN』のスローガンは、指導力を発揮できる大統領の登場に期待するアメリカ人の本音だったのだ。
更に、国境問題を抱えるネヴァダ州のデータは、民主党が現実が見えていないことを表す結果が出ている。
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アフリカ系アメリカ人(黒人)がカマラ・ハリスを支持するのは頷けるが、ヒスパニック系アメリカ人とアジア系アメリカ人は、拮抗しているとは言え、実はトランプ支持に傾いている。
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倉沢良弦『ニュースの表側』(有料)
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