見出し画像

アルコール依存症との戦い第3章

第3章 アルコールとは

よほど疲れていたのだろう、私は病院の処置室で点滴をされながら寝てしまったようだった。

体がダルいので風邪かと思い、病院へ行き、ずっと無視してきた血液検査を受けた。

検査の結果肝臓が炎症を起こしてるので、点滴は炎症止ものであった。

酒による肝炎の始まりである。

その後、同じ成分の飲み薬を渡され帰宅した。

もちろん先生にはキツく酒を止められたのだった。

しかし、帰宅した途端いつものように酒をを飲む。もちろん妻には「疲労らしいや」と、先生に伝えられた事に嘘をつく。

後で書く事になるが、このアル中は酒に関しは平気で嘘を付く生き物である。

何故嘘をついてまで酒を飲むのか?この辺りでアルコールの恐ろしさについて簡単に説明ておこうと思う。

少なくともお酒を嗜む方々には、是非この程の知識は覚えて頂きたい。

初めて聞く方や飲んでる方は「まさか!?」と思うかもしれないがアルコールは、キングオブ・ザ・ドラッグと精神科医が認めるほど、世界最強のドラッグである。

まさにアヘン、コカイン、ヘロイン、覚醒剤よりも身体には悪影響なのだ。

アルコールの成分にも色々な種類があるが(工業用アルコール、グリセリンなど)飲み物に使わるアルコールは、化学用語ではエタノールと呼れこのエタノールの身体依存は覚醒剤の上を行くのだ。

ネットで拾った言葉になるが「シャブは辞められても酒は辞められねぇ」と、覚醒剤依存者が言うのである。

この依存がアル中、嘘つきの正体である。
酒量には嘘をつき、しまいには隠れて飲むようになってしまうのだ。

ならば、何故合法なのか、何故売っているのと聞かれると、ひと言では言い表せない部分もるのだが、先ずはお酒作りは、古来から作られ各国の文化的な品物、シッカリとした嗜好品になている事。

今現在酒造産業に関わる、数十万人の会社、社員、その家族はお酒作る事によって生活が守られている。

また、酒造会社が払う、政治献金なども禁酒運動を妨げる理由のひとつでもある。

それと、約100年前になるが、アルコールの有害さから、アメリカでは禁酒法時代が存在したのだ。

しかし、大量の密造酒が横行しマフィアなどの資金源になり失敗に終わった。
密造酒と言えばシカゴのアル・カポネが有名である。

しかしアルコールの健康有害問題、依存問題は、WHOでもシッカリと発表されてるが、もう時、既に遅しである。

依存症についてはヨーロッパ各国、近隣諸国では韓国やアメリカそしてロシアでは大問題なのだ。

ロシアでは多くに飲まれ、愛されている代表な お酒は言わずと知れた、ウォッカだ。

不景気から仕事に炙れ、昼間から強い酒を煽ホームレス。

貧困問題も含まれるが、冬のロシアではウォッカ(アルコール度数40%)を身体を暖める為に、がぶ飲みし、翌朝公園で凍死している、などという悲惨な光景も珍しくないのだ。

もうひとつはヨーロッパだ。ヨーロッパ地方の酒と言えばワインを思い出す方も多いいだう。

ワインにはポリフェノールという成分が含まれており、そのポリフェノールは血液の流れを良くし、血液をサラサラにしてくれる効果がある事は既に皆さん、ご承知かと思われる。

そのため、朝から赤ワインを嗜む習慣の、とある
国では、脳梗塞や動脈硬化からくる心臓病は、他の国に比べると1/3だという結果も出ているが、肝硬変は3倍だという笑い話にも成らない話がある。

それでも日本や韓国では最近、気軽に未成年に販売出来ないシステムや、CM放送の時間帯自粛は行われているが、アルコールや煙草は自分の身は自分で守る嗜好品に過ぎないのだ。

ちなみに、お酒の尊厳を守る為にも伝えておくが酒飲みが酒を我慢して長生きしても楽しみがなくては面白くない。

などという話はよく耳にする。当然である。人生は楽しむためにあるのだ。

お酒は上手に適量に飲めば、楽しいアイテムとなる。

どちらかと言えばそれが普通なのであろう。友人、仲間同士飲めばもちろん楽しいし

知らない人とも、お酒を交えると直ぐ仲良く、打ち解け合うこともできる。

これには理由があって、お酒を飲む事により、子供の部分を引き出すのだ。

子供時代を思い出してほしい、子供の頃はお酒など、なくても直ぐに、意気投合し仲良くなる潜在的な力を持っている。

お酒を飲むとどうやら大人もそうなるらしい。
ただし、飲み過ぎて、あまりにも子供っぽい失敗は勘弁して欲しいものである。

これは精神科医の本で読んだ話だが、人間はアルコールを例え、少量だろうと飲み続ければ、いつかは、必ず依存症になるらしい。

それが早いうちに依存症になるか、依存症よりも先に寿命が来るかの違いだと、記されていた。

これから書く私の体験を思い出すと、皆さんには適量に楽しく飲んで頂きたいものだと、つくづく思うものである。

前章にも書いたが私は普通ではなかった。どこからどう見ても大量飲酒者だった。

ちなみな医師から見た、大量飲酒者とは1日アルコール量で60g、ビールだと500ml3本以上だ。

私は平均、楽に120gを越えていた。間違いなく大量飲酒者以前にアルコール依存症者であった。

医師が言う適量アルコールの20gは平等に見ても少なくすぎる。

いささか私が教える酒の飲み方になってしまうが、毎晩晩酌する方には、休肝日は必須条件だと流石に思う。

お酒好きの方にとって、1日の量20g500ml程、缶ビール1本では満足できまい。責めて500mlの缶ビール+350ml一本ぐらいならバチも当たないと思う。

ただし繰り返しになるが、それでも週2日間、休肝日を取り、脳や肝臓から完全にアルコール抜く事が重要である。

そして脳が一旦アルコールを、忘れさせる事により、依存を防ぐ事にもなるのだ。

書いてても恥ずかしい話だが、私は飲み会でも宅飲みでも量は変わらなかった。

日本酒で5〜6合、休日前などはもっと飲んでいただろう。

まぁそのお陰で、早く地獄を見る事になるのだが。

続く

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?