FP1級学科試験-私のほんださん動画活用法-

私はFP1級の受験にあたり、ほんださんの動画をかなり、いや、隅から隅まで活用させて頂きました。
そのお陰で、2023年1月の試験において基礎編70点、応用編89点(ほんださん配点予想)の高得点を取る事が出来ました。

本記事では、私がどのようにしてほんださんの動画を活用しながら勉強を進めて行ったのかを記していきたいと思います。

ほんださんの東大式FPチャンネルはこちら

FP3級爆速講義

3級用の動画だからと侮るなかれ、1級受験者でも3級、2級の受験がかなり前ということもあり、大部分を忘れてしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、まずはこの動画でFPの全体像を思い出し、確認するという意味も込めて視聴することをオススメします。
私も勉強初期にこれらの動画を視聴することで、現状の知識の確認を行いました。

FP合格完全講義

①年金・社会保険(ライフプランニング)

②リスク管理・保険

③金融資産運用

④タックスプランニング(税金)

⑤不動産

⑥相続・事業承継

FP完全講義の動画については、基本的にはFP2級用の動画となっておりますが、FP1.5級用というのがしっくりくるかと思います。
つまり、FP2級対策としては充分すぎる位の情報量であるということ。FP1級対策としてはこれらの動画の情報は全て理解していて当然。+αの知識が必要、と考えます。

そして、これらの動画は各分野20動画前後ずつと、かなりの分量があります。
私はこれらをまずは1回全て視聴しました。
並行して後述するテーマ別講義の動画も併せて全て視聴しました。
これだけでかなりの時間を費やしますが、ここが非常に大事だと思っております。

2周目はきんざい発行の合格ターゲットをテキストにし、該当のページと照らし合わせながら動画を視聴しました。

次に、きんざいの精選問題集を1周した上で、動画の3周目の視聴に入りました。
3周目も同様にテキストを見ながら動画を視聴しました。
2周目までと3周目で違うのは一度問題集を取り組んだことで、FP試験で何が問われるのかを大まかにでも分かっていることです。この状態で動画を見ると、また1周目、2周目とは違った視点から動画を見る事が出来ます。

以降、更に問題集の周回を重ねる事になりますが、その過程で理解が不足していると感じた箇所は、ピンポイントで該当箇所の動画の視聴を重ねていきました。

完全講義の動画を1周するだけで多くの時間を費やしますが、動画を見てから問題に取り掛かるのと、動画を見ずに問題に取り掛かるのでは、知識としての定着率が全く異なると感じましたので、私は、完全講義の動画は全て見た上で過去問に取り掛かる事をオススメします。

後述するテーマ別講義の動画も、完全講義動画と併せて視聴をすれば理解がより深まりますが、こちらも動画の本数が多いので、問題を解く中で理解が足りないと思った所だけピンポイントで視聴する、ということでも良いと思います。

テーマ別講義


テーマ別講義では完全講義では扱っていない、扱ったけれど触りの部分だけしか解説されていないような部分についてより深掘りされた動画が多くなっております。
完全講義に比べると1級受験生向けの動画が多いように感じます。
実際私も1級受験で役に立った動画が非常に多いと実感しています。

例えばこちらの動画は類似業種比準方式のテーマに絞った動画となります。
類似業種比準方式の計算はF分野の応用編で頻出なテーマです。
最初はこの動画を見ていても一体何をしているのかさっぱりわかりませんでした。
しかし実際に自分で手を動かして問題を解きながら繰り返し本動画を視聴することにより、最後は考えるより先に手が動くようになっていました。

私はテーマ別講義の動画は全て複数回視聴しましたが、やはり時間がかかりますので、苦手分野のみに絞って見る、ということでも良いと思います。

自分の見た限りですとA分野で特に一部リスト化されていない動画もあるようなので(加給年金と振替加算や、寡婦年金と中高齢寡婦加算等)リスト化されていない動画でも個別に探せば見つかる動画もあると思います。

過去問解説

問題集の応用編の解説を見ても解説が非常に簡素でなぜこの解答になるのかが理解出来ない部分が多くありました。
そこで、この過去問解説シリーズの動画を視聴したところ、非常に分かりやすく解説されておりました。
動画を1回だけではなく、問題を解く度に視聴することで、知識の定着に繋げていくことが出来ました。

これらの動画においては2021年5月、2022年1月,5月,9月の4回分の全問題について解説されています。

基礎編対策

イチトレ

基礎編対策に使わせて頂きました。
一選択肢毎に何故◯なのか、✗なのかを分かりやすく解説して下さっているので、全ての選択肢を理解して問題が解けるようになります。
イチトレは1級、2級とありますが、2級の問題でも当然知っておかなくてはいけない知識ですので、2級のイチトレも活用するのがオススメです。

応用編対策

穴埋めトレーニング

一番繰り返し視聴していた動画になります。全動画を6回ずつ視聴しました。
応用編においては計算も勿論ですが、穴埋めが解けないと点数に繋がりません。穴埋め問題を理解して解くことが出来ることにより、基礎編対策にも繋がると思いますので、直前期に一番活用させて頂いた動画となりました。

この動画は2018~2021年の各分野の応用編の穴埋め問題を解説されている動画になります。一部穴埋めではない問題も穴埋めに改題されているものもあります。


直前対策

3級・2級の対策動画になりますが、1級では常識レベルで知っておかないといけない数字だらけです。直前期に3周ずつ視聴し、曖昧な数字のチェックを手軽に行うことが出来ました。


上記動画はリスト化が自分の確認出来た範囲ではされていなかったので単発動画でのご紹介となります。
分野横断講義として4つの動画がアップされております。
FP試験は6分野あり、この数字はどこの分野のなんの数字なんだろうと知識がごっちゃになってしまうことがよくあります。
それがこの動画では分かりやすく整理されています。
こちらも直前期の確認で繰り返し活用させて頂きました。

その他

その他にも勉強法や解答用紙のテクニック、市販模試の活用法など勉強の方法にも役立つ動画もたくさんあります。こういった動画も含めて隅から隅までほんださんの動画を活用させて頂いておりました。


最後に

このような素晴らしい講義動画をしかも無料で提供して頂けるのは本当に感謝としか言いようがありません。
改めてほんださんにこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

そしてこの記事がFP1級を勉強されている方で、ほんださんの動画を活用しようと思われている方の参考になれば幸いです。